Monthly Archives: 12月 2010

映画『イエスのショッピング~買い物やめろ教会の伝道~』Rob VanAlkemade

公開サイト⇒「松嶋×町山 未公開映画祭>イエスのショッピング
紹介動画あるよー↑
2007 / アメリカ / 91min
【監督】 Rob VanAlkemade(ロブ・ヴァン・アルケメイド)
【原題】 What Would Jesus Buy?
【製作スタッフ】
Morgan Spurlock(モーガン・スパーロック)
Felix Werner(フェリックス・ヴァーナー)

 まじで弱いねん。こーいう笑顔で世の中を変えようっていう話(><)
 前もペイフォワードやパッチアダムスで号泣したっけか。パッチのパスタ風呂はさすがにヤリスギだと思ったけどね。

 昨日今日は多くの皆さんがプレゼント交換したことでしょうなー。昨日も会社帰りに、深紅の帽子を被ったおっちゃんが徘徊してました。今朝は、バラの花束を持った冴えない感じのおにいちゃん(ホストじゃねーなーと言う意味で)が地下鉄に向かっていました。愛が伝わるといいですな。うんうん。

 この映画はクリスマスにはぴったりだった。「買い物やめろ教会」のビリー牧師が、ウォルマートとか、スタバとかにいって、勝手に歌い踊り、買い物ヤメロー、4ドルのカフェラテ買うとかおかしいやろ!と呼びかける。もちろんこれらの店で出入り禁止になるし、逮捕される。
 映画の最後では、クリスマスにディズニーランドに行って「買い物するなー」と、もちろん無許可で、歌い踊りますよと。どうなることか・・・。という感じ。

 「買い物ヤメロ」の根拠としては、キリスト教的な考えもあるみたいだし(特にクリスマスの消費について)、消費社会ではゴミは増えるし、家族間の交流は減るし(買い物に時間が費やされ、買った物に時間を奪われる)、消費が幸せってのはおかしいだろと。映画の中では、買い物に平均週4時間費やされるのに、家族との交流は週40分しかない。なんていう数字も出てくる。
 途中で、Made in America を買いましょう。みたいな主張もあったり。ウォルマートの製品はバングラディッシュ人を時給7セントで一日19時間働かせることで低コストで売ることができるとか。ディズニー製品を作っているスリランカの工場で、労働組合を作ろうとするのを暴力的な手段で阻止したとか。そーいうはなしも交えている。
 主張はあっちいったりこっちいったり。でも、一本筋が通っているのは「国内で質素に助け合って生きていきましょうよ」ということだろう。助け合って生きるということになれば、誰かが贅沢してたらなかなか成り立たないし、助け合うってことは困ってない人は多少迷惑を被る。(例えば近所のゴミ収集所の手伝いとか)

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『旧約聖書』God~ルツ記~

 どうも、クライミング(ボルダリング?)をしていて、落ち方を間違えまして、大変に腰が痛うございます(><)いやはや、宇多田ライブに税理士試験と、調子にのっている今日この頃、イイ刺激であります。
 税理士試験合格についても、ちょこっと文章書きたいのだけど、まーまた後日。

 (注:私はキリスト教徒でもなく、興味本位で聖書を読んでいるだけなので、以下の内容に正確さは全くございませぬ故、ご了承下さい。)

 ちょっと聖書に飽きてきたので、予習も加えながら読むことにしてみた。以下予習と復習がまじっとります。
参考元
 ・ルツ記 – 聖書を読んでみよう
 ・落穂拾い – Wikipedia
 ・ボアズと買い戻しの権利 – 高林キリスト集会
 ・ルツ記 – Wikipedia

 さてはて、このルツ記をざくっと説明すると、
 ナオミさんという女性がいました。(ナオミ・キャンベルもここからとったらしい)
 旦那はエリメレク、息子はマフロン、キルヨンという二人がいました。息子二人は、モアブ人のオルバとルツという嫁を貰いました。しかし、旦那と二人息子はナオミさんを残して死んでしまいました。
 ルツは姑ナオミさんの元に残り、ナオミさんを助けることにしました。
 で、ルツが飯のために落ち穂拾いなんかをしていると、たまたまその場所がエリメレク一族のボアズさんの土地でした。なんやかんやあって、ルツはボアズさんと結婚して息子のオベド(ダビデのじいさん)を産んだりしつつ幸せに暮らしました。めでたしめでたし。

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[速報]税理士試験最終科目取得しました。

税理士試験これにて「終わり」

まずは、これまで数多くのご支援、
ご声援誠にありがとうございました。
まずは挨拶だけ。

やっとスタートラインに、

ライブ『WILD LIFE』宇多田ヒカル

WILD LIFE/宇多田ヒカル
いってきましたよ。

日付:2010年12月8日~9日
場所:横浜アリーナ
出演者:
宇多田ヒカル
Matt Rohde(Band Master/keyboards)
Dan Burns(Pro-Tools Oparator)
菅原潤子(Guitar)
種子田健(Bass)
阿部薫(Drums)
吉村隆太(Keyboards/Strings Arrangement)
須郷豪(Manipulatar)
GREAT EIDA STRINGS(Violin,Viola,Cello)
⇒まとめちゃったけど多分そう

 徹夜してチケットとって、涙涸れるほど泣いて、大げさに笑って、「ぼくはくま」歌って、「HIKKーI!!!!!」だの「最高ー!!!」だの叫びまくり、居酒屋で「KUMA POWER」タオル振り回して。とまあ、ライブだけにかかわらず、ちょっとした数年間がとりあえず終わっちゃいました。
 「終わる」という言葉は好きなんですよ。始まりを予感させるから。

だらだら

ちょっちTwitter飽きてきたかも
見ていて面白い人たちは、自分より知識のレベルがかなり高い人たち
税なんて勉強初めて4年。おまけに工学部出身ときたもんだ
他に専門的にしゃべれることなんて無いし
だから議論に加われない・・・何よりも英語が読めないのがキツイ
いや、それでも食いつこうとはするんだけど
ちなみに情報の入手ツールとしてはかなり優秀だと思う
・即時性がある
・重要性がわかりやすい
(誰がつぶやくか、どれくらいの人がつぶやくかで、そのモノの重要性が計れる)
・多面的な情報が手に入る
(受動的なのに、色んな見方がガンガン目の前を通り過ぎていく)
・恣意性が薄れる(?)
(ニュースの当事者がさくっと情報を出したりして、嘘が付きにくい。付いても結構バレル)
デマについてはマスメディア見てたって同じレベルで注意しなきゃいけないので、遙かにTwitterのが良い気がするねえ。

ところで明日から宇多田ヒカルのライブですよ
チケットも何も持っていない人は、
USTで見ることもできます。明日の19時より。

メインチャンネル(700kbps程度のビットレート、PC推奨)
http://www.ustream.tv/channel/wl1
サブチャンネル(300kbps程度のビットレート、iPhone/iPad推奨)
http://www.ustream.tv/channel/wl2
Hikki’s WEBSITE

宇多田ヒカルはライブの人だと個人的には思うのです。好きな人も興味ない人も是非一度みてみてちょ。
私は明日は映画館で参戦
明後日は横浜アリーナに乗り込みます。

ところで、忘れちゃならねー12月10日は税理士試験の結果発表開始日(そこから数日後以内で結果が分かる)
例年ならこのことだけで十分いっぱいいっぱいなんだけど、今年は宇多田とほぼ被っているもんで頭の中はさらに大パニック。宇多田ライブの事が頭をよぎったかと思えば、税理士試験の事が頭をよぎり。そりゃあ現実逃避のために映画も見ますよ(笑)

ところで海老がなんとか言ってるから、イオンで海老を衝動買いしてまったじゃないか。
Wikileaksの問題や、
税調が今ピークで最も税について報道すべき時期だし、
個人的には河村たかしのリコールも重大な事件だったと思うし、
韓国の問題も結構な問題ですよ。
で、何海老って。未だによくわかってない。
こういう変なニュースに惑わされないのもTwitterの良いところですな。
やっぱ飽きてないや。
さて灰皿で酒でも飲むか。

ところで、ところでと何回言ったでしょう。

映画『イエスメン2~今度は戦争だ!~』Andy Bichlbaum, Mike Bonanno

公開サイト⇒「松嶋×町山 未公開映画祭」
紹介動画もあるので一見あれ↑
2009 / フランス・アメリカ / 90min
【原題】
THE YES MAN:Fix The World
【監督・脚本・出演】
Andy Bichlbaum(The Yes Men)
Mike Bonanno (The Yes Men)

 毎日映画見て、本読んで、宇多田に明け暮れて、てめえは暇人か!と言われそうですが。
 暇人です。

 2作目も面白かっただー。
 一個目のネタはかなりの大作でBBCにダウ・ケミカル社の広報として出演。
「ボパール化学工場事故の被害者に120億ドルの保障をします。」
 ってなことを発言。見事ダウ社の株価を下落させる。

 ちなみにボパール化学工場事故というのは

ボパール化学工場事故は1984年に発生した世界最悪の化学工場事故である。インドのマッディヤ・プラデーシュ州の州都ボーパールで操業していたユニオンカーバイド社の子会社の化学工場から約40トンのイソシアン酸メチル (MIC) が流出し、有毒ガスが工場周辺の町に流れ出した。この有毒ガスは肺を冒す猛毒である。
事故は12月2日から3日にかけての夜に発生した。工場の近隣市街がスラムという人口密集地域であったこと、また事件当夜の大気に逆転層が生じて有毒ガスは拡散せず滞留した為、夜明けまでに2000人以上が死亡、15–30万人が被害を受けた。その後も被害は拡大し、数ヶ月以内に新たに1500人以上が死亡。最終的には様々な要因で1万5000人~2万5000人が死亡したとされる。
現在も工場から漏れ出した化学物質による周辺住民への健康被害が続いている。また工場を管理していたユニオンカーバイド社への訴訟や責任問題は未解決である。
Wikiからの丸写し

 この化学工場というのは農薬の工場だったみたいですね。
 チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)についは結構知っていたりするけど、ボパールという名前は聞いたことがなかった。お恥ずかしい。
 数千人が死亡し、未だに現地が汚染されている。事故の原因は、「コスト削減」等のために安全への配慮を意図的に怠ったことだとか。
 そんな事故が合ったにもかかわらず、その企業(ユニオンカーバイド)は生き残り(ダウ・ケミカル社に買収された)、現地の人は未だに汚染された水を飲んでいる。

 そんな事故から20年。ダウ・ケミカル社の広報としてアンディがBBCに出演すると。
 愉快な奴らだぜ。事実は小説より奇なり。為になるねー♪
 あっ、他にも面白いこといっぱいしてますよ♪

事故原因等とりあえずはここを見るとわかりやすい
JST失敗知識データベース

映画『イエスメン~大資本と戦うお笑いテロリスト~』Dan Ollman

公開サイト⇒「松嶋×町山 未公開映画祭」
2003 / アメリカ / 83min
【原題】
THE YES MAN
【監督】
Dan Ollman(ダン・オルマン)
【製作スタッフ】
Chris Smith(クリス・スミス)
Sarah Price(サラ・プライス)

 くそ笑った。
 WTOの職員になりきった出演者が講演を行い、
「WTOは、人道主義を基本理念とするため、一旦解散することにします。」
とかいっておちょくる。聴衆は愚か主催者まで騙しきる。
 権威のせいで信じ込む聴衆の面白いこと、絶対訴えられてるぞこいつら(笑)

メモリンク⇒
おちょくっている人の公式サイト
Wikipedia(日本にないので本国の)

人を笑わせるっていうのはねえ・・・

とりあえずこれを再生しながらご覧下さい。
HI-POSI の 笑う女 という曲です。

あのねえ、人を笑わせるっていうのはねえ・・・
これはねえ・・・なく・・・人を泣かせるよりも難しいんですよ・・・(1:40くらいから)

よく言う事だけどね。
曲にめちゃ合ってると思うんだな。
HI-POSI好きなんですわ。
途中「うんk」って言ってる気がするけど。

人を笑わせられる人ってすごいよね。
しかも、笑われるんじゃない、笑わすんですよ。
これはダウンタウンかなんかが言ってたのかな。

そう言う意味で、失敗ってのは
人を笑わせるのに丁度良い。
成功ばっかりのやつの話聞いても面白くないからねえ。
何か失敗しそうなことをやる時には結構そう思っていたりする。
失敗しながら生きていこうぜマイフレンド

ところで、
ほしいも学校 校歌
これはじわじわ来る。
ほしいも学校に行きたい。

映画『アーミッシュ~禁欲教徒が快楽を試す時~』Lucy Walker

「松嶋×町山 未公開映画祭」というのをやっとるのをご存じだろうか?
日本では未公開の映画を、有料で公開している。
映画と言うよりはドキュメンタリーっていうのかな。
1万円で39作品見ることができるのだけど、結構面白い。

そんな中の一本
アーミッシュ~禁欲教徒が快楽を試す時~
原題:Devil’s Playground
監督:Lucy Walker
動画で紹介ページ

絶対禁欲主義キリスト教徒、アーミッシュの知られざる実態を描いた作品。18世紀の生活様式を保つアーミッシュ。だが15才を過ぎるとアーミッシュの子どもたちはコミュニティから離れて普通の若者の生活を送り、その上でアーミッシュの暮らしに戻るのか、外の世界で生きていくのかを自分の意志で選択しなくてはならない・・・。

 アメリカにはアーミッシュという人たちがいて、基本的に
テレビもねえ
ラジオもねえ
電気時代が通ってねえ
 っていう生活を自ら選んでいる人たち。聖書系列以外の本は読まない。乗り物は馬車。

 このコミュニュティでは、16歳になると全ての禁止事項が解かれて、一度好きなことをやりたい放題になる。
 映画の中でも、酒、タバコ、ドラッグばんばかばんばかやりたいほうだい。今にもセックスするんじゃねーかと言うほどカメラの前でいちゃついてるし。
 そして生活を過ごした後、彼らはそのアーミッシュのコミュニティに戻るかどうか自ら選択する。
 彼らの町は自給自足で、職業は農業と家具を造るくらいしかない。しかし洗礼を受けて戻れば、家族を初めとした親密な共同体と安定生活が保障される。なお、洗礼を受けた後に規律を破ると、共同体、家族から絶縁されるらしい。

 そんな人たちが20万人以上。
 強烈な共同体主義者そのもの。日本の田舎も似たような所があるとは思うけど、自給自足というところが上手く機能していないので崩壊しかけてるよね。そう言う意味でアーミッシュはかなり完成された町の形。
 そして映画の最後に、どれくらの割合で「快楽」から帰ってくるのか示される。びっくらするわ。

いくらあっても時間が足りないよねえ

 日本では表現の自由ってものがあるらしい。

日本国憲法第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 なぜ表現の自由が憲法にまで明記される必要があるのか?芦部信喜氏の本ではこうかかれている
(太字は三村の意図)

表現の自由を支える価値は二つある。一つは、個人が言論活動を通じて自己の人格を発展させるという、個人的な価値(自己実現の価値)である。もう一つは、言論活動によって国民が政治的意思決定に関与するという、民主政に資する社会的な価値(自己統治の価値)である。表現の自由は、個人の人格形成にとっても重要な権利であるが、とりわけ、国民が自ら政治に参加するために不可欠な前提をなす権利である。
「憲法-第四版./芦部信喜」P165

 私が何時間もかけてブログを書くのは、自分で文章を書くことによって思考が整理されるし、たまにコメント付くと嬉しいし、といった理由がほとんど。100%自己満足だけどこれも一つの表現の自由の価値ですな。(自己実現の価値)
 もう一つは、国民が政治に参加の前提としての価値。選挙に行こうにも情報がないと参加できないわけです。「菅直人って権力にしがみついとるだけとちゃうか?」と今評価できるのも、メディアによって情報を得ているから。もしメディアが鳩山氏が首相になったときから、ひたすら毎日宇多田ヒカルの情報ばかり流していたら、菅直人が首相になったことさえ気づかない国民は多いかも知れない(笑)
 だからこそメディアは多様性が求められるし、そうじゃなきゃ国民はメディアに民主主義のための重要な情報をコントロールされてしまうことになる。
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