自分には面白みが足りないんだよね。
面白みってどうすればできるかっていうと、例えば、「ふかいことをおもしろく」と井上ひさしが言っている。
彼曰く深く突っ込んでいくことが前提だ。
ところで、その井上ひさしの「吉里吉里人」を読んでいて、「面白さ」ってことに若干興味がわいてみたり。
すなわち、この話は小説家である主人公が青森に電車で向っているところから始まる。
電車で走っていると、仙台辺りで急にテロリストが現れ、乗客に急に銃をつきつけ始める。
テロリスト曰く、我々は警官である、パスポートを出しなさい。という趣旨の事を。
「なんの権限があって!?」などと弁護士がでてきたりしてやりとりをしていると
「おらだちは日本国の国鉄の人間なぞではねえす」
「おらだは吉里吉里人なのす」
などと意味不明なことを言い始める。ちなみにここは爆笑ポイント。
この仙台の地が、どうも吉里吉里人なる人たちによって分離独立され、吉里吉里国になってしまったらしいのだ。そこに不法入国してしまった主人公達・・・
この後には
ウルグアイの独立の時に交わされたモンテビデオ条約(正式名称:国の権利及び義務に関する条約)
第1条(国家の要件)
国際法人格としての国家は、次の要件を要する。
a 永久的住民
b 明確な領域
c 政府
d 他国と関係を取り結ぶ能力
なんかも出てきたり。(さらっと)
国家の意義を使った、簡単な笑いですわな。
書けばあっさりだけど、やるのはたいへんだななんてw
ちなみにひょっこりひょうたん島ってのも、似たような雰囲気のする話だね。
子供たちとサンデー先生が遠足に行ったひょうたん島がひょうたん火山の噴火活動により海原へ流れ出してしまった。子供たちとサンデー先生が暮らすようになった島を訪れたへんてこな人や島の流れ着く奇妙奇天烈な所を巡って様々な事件が起きる。(Wiki)
ふかいことをおもしろく
語れるようになりたいのう
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