Category Archives: 政治する

EUの難民問題なう

 2015/9/23にググってみた内容

 難民問題ってのは、その国の考え方とかを嫌というほど見せ付けられる気がしますね。
 日本での難民認定数は2014年で11人。世界が数千人数万人で話をしているなか、かすみたいな数字ですが、これも、日本国民の他国の人へのセマーイ器量が反映されている気がする。私たちの国は、やっとの思いで岸までたどり着いた難民の方を蹴り飛ばしているわけですから。
 ちなみに、申請数が少ないとかそんなこともなく、2014年は5000人くらいの申請があったとか。受け入れ割合もドイツは40%オーバーとかなところ、日本はえーっと0.2%かな?(※2←これ見やすくていい資料満載)

 一方、ドイツって、なんとなく日本と似たような国と考えてしまっていたけど。
 ずいぶん難民に対しては正反対の考え方を持っているようですな。その理由は、一つには「誇れる国になりたい」もう一つは「移民を入れて国を維持しよう」。だと記事には書いてありました。世論の後押しがしっかりあるのが、ドイツすごい。

 自衛隊出して国際貢献するよりは、こーいう国際貢献にかね出して力使ったほうが幾分かましで。いやらしい話、いくぶんか見返りも大きい気がしますね。
 そりゃあ北朝鮮になんやかんやあって、一杯きたらまたじっくり考えないといけないのだろうけども。

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良くわからない憲法解釈変更の件

二つほど議論を見て
・安倍ちゃんの邦人が乗ってる船守ろうプレゼンは、憲法解釈を変えなくてもいける(個別的自衛権の問題?)。
・必要だからと言って憲法解釈は変えられるもんじゃない。
(必要か否かの議論を出す時点で、憲法自体を変えることを検討すべき)
・集団的自衛権を行使しないというのは日本だけ(自民)
・日本の憲法は超硬性なので、解釈は時代に合わせて変化すべき
・集団的自衛権は他国のために攻撃する。ということ(共産)
・あくまでも自衛権(維新)
・「我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき」っての基準にならない(公明)
・集団的自衛権を行使する自衛隊は・・・戦力になってしまう(社民)
・9条2項に戦力は持たないと書いてある。自衛隊は戦力ではない。同考えても集団的自衛権は行使できない(共産)
・芦田修正によって、9条2項の戦力というのは「侵略戦争のための戦力」は持たない。という意味になった(維新)⇒なお、政府はこの解釈は採っていない。

—–さてはて—–
 なんか頭のいい人からスーパーへ理屈でやられた時のような感覚を覚える。素人から文句を言っても反論できるだけの材料はあるのだろうけど、なんかおかしい。
 国家権力の暴走を止める憲法と言う存在を、自分のYESマンばかり集めて国民を蚊帳の外において議論し、マルチ商法のようにめったに無いメリットだけ強調するプレゼンで納得させようとするおっさんに託せない。
 と2番組くらい討論番組を見て思った(少ない)

 国のあり方まで自分の貧相な頭でまとめられないけど。こー言うときに、戦争経験したじいさんたちにしゃしゃり出てきてほしいなと思う。まさに憲法解釈を作ってきたじじいたち。議論見ていて初めてしったけれども芦田修正。なぜ当時の自民党のおっさんたちは、食いつかなかったのか。
 こーいう弱っちい国の形を守っている理由はなんざましょ。

 過去60年の重みを、たまたま民主のヘマと景気上昇のノリとった議席で安倍氏が好き勝手にしてしまうのは、あまりにも、あまりにも。

国連憲章第51条〔自衛権〕
この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国が措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持又は回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。
国際法研究室

「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」報告書 平成26年5月15日

なぜ上場株式の譲渡益税の税率は20%に戻すべきなのか

 さて、αブロガーである磯崎さんが、メルマガで
週刊isologue(第170号)上場株式の譲渡益等の税率はなぜ10%がいいのか?
という記事を書かれているので反論したいと思う。
 なお有料メルマガで、上記記事もお金を払わないと読めませんが、大変面白いので購読をお勧めします。
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落語は法律になる

ほぼ日「健全な好奇心は病に負けない」
 これがすばらしかったのでメモ。

 落語は法律の変わりになる。あーすごいなっとく。すなわち、人殺しを平気で笑えてしまう落語。そこには憲法があるんじゃないかってのは、すげー納得してしまった。
 311から皆が賛成反対で議論してみたけど、実は必要だったのはやっぱり「寅さん」かもしれないわけだ。

 いや、実際そこに宇多田光のツイートがめっちゃ光っていたとは思うのだけど。

 そして、寅さんができるってのは、調べ物が上手というよりは、人の心が分かっていることだったり。そんなおっさんに本当はなりたいのかな。(好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ)

大野さん
そうです、みんな困ってるわけですよね。
社会が動き、数多の不条理が発生しているときに、
価値概念をまず最初に導入してくることは
いちばんまずいなぁと思っています。

糸井さん
「もし法律がないとしたら、
 法律に替わるものはなんだと思いますか?」
と言われれば、ひとつは落語だと
ぼくは思っています。ドラマ、でもいいんだけど。

原発議論まとめ by 宇多田ヒカル

 おもむろに始まった宇多田ヒカルの原発関連ツイート
 これだよこれ、首相の言葉から聴きたかった言葉は。

原子力なんつうスゲーもんが開発できたんだから代替エネルギーだってこれからいろいろ開発できるはず!と信じておる(`(エ)´) RT @: (略)技術を進歩されるのは人ですもんね。
@utadahikaru
宇多田ヒカル

 以下これが流れです。
 どうよこの美しさ。

賛成か反対かっつったら反対だけど、反対活動をすることはないと思う。代替エネルギーの開発にはすごく興味があります。将来自分が住む家は自家発電とかでがんばってみたいな。 QT @NobMuller: 宇多田さんも原発には反対ですか?
2012年6月23日 – 9:16

日本の電力市場も、電力を提供する会社が自由に参入できる市場になって、国民一人一人が自分で納得できるエネルギーを選んで使えるようになったらいいのになあ。
2012年6月23日 – 9:27

電力自由化されてる国あるよ!EU加盟国(フランスは遅れてるみたい)、イギリス(進んでるみたい)、北欧、などなど。アメリカでも州によって。 QT @e_ne_spsp: (電力会社を)選べる国ってあるのですか?(´(・)`)
2012年6月23日 – 9:47

会社によって料金も質(供給の安定)も違うし、いいことばかりじゃないです。何が一番大事か自分で考えないと、あと地域でどれだけ協力し合えるかも重要みたい。 QT @rururu8: 自由化だったら、電気代とかも変わってくるんですか?
2012年6月23日 – 10:08

うん、でも大停電かメルトダウンかだったら私は大停電の方がまだいいや。 RT @swatthree: アメリカは(電力自由化)をやったせいでカリフォルニアの大停電が起こったらしいですよ。
2012年6月23日 – 10:15

原子力なんつうスゲーもんが開発できたんだから代替エネルギーだってこれからいろいろ開発できるはず!と信じておる(`(エ)´) RT @ka_tana: (略)技術を進歩されるのは人ですもんね。
2012年6月23日 – 10:31

 これが言葉ですよ。これが。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー悔しい。

本『銃・病原菌・鉄』Jared Diamond 訳:倉骨彰

 生物は多種多様な変化と、淘汰を繰り返しながら今の形になってきた。人間ももちろんその中の一種。ここまでは利己的な遺伝子を読んで、理解したつもり。

 さて、その進化した人間のうちでも、アフリカや南米のように貧困に喘ぐ地方と、欧米やわれらが日本のように悠々自適な生活をしている地方がある。なぜこんな違いが生まれるのか。
 白人と黒人で遺伝子レベルで違いがあるのか調べてみても、どーもそうではない。遺伝子では説明のできない、民族・地方間の格差の理由。これを、上下巻にわたってつらつらと書かれているようだ。(書いている時点で、上巻までしか読んでいない)
 例えば、農耕しやすい植物があったか、農耕に移るモチベーションはあったか、家畜化できる動物がいたか等など、世界の各地方の実情から、現状の格差の理由を導き出してくる。
 この本の根底には、今の生活水準や身分の違いは、欧米が努力したとかそーいうことではなくて、環境なんだと。運がよかっただけですよ。という感情が流れているのだと思う。

 とまあ、普通は読み終えてから感想などは書きたいのだけど、この本で本筋とはちょっとズレルのだけど、非常に衝撃的な歴史を目の当たりにされたので、それだけ別立てでメモっておきたいなと。ちょっと長いけど引用する。

 1835年11月19日、ニュージーランドの東500マイル(約800キロ)のところにあるチャタム諸島に、銃や棍棒、斧で武装したマオリ族500人が突然、舟で現れた。12月5日には、さらに400人がやってきた。彼らは「モリオリ族はもはやわれわれの奴隷であり、抵抗する者は殺す」と告げながら集落の中を歩き回った。数の上で2対1とまさっていたモリオリ族は、抵抗すれば勝てたかもしれない。しかし彼らは、もめごとはおだやかな方法で解決するという伝統にのっとって会合を開き、抵抗しないことに決め、友好関係と資源の分かち合いを基本とする和平案をマオリ族に対して申し出ることにした。
 しかしマオリ族は、モリオリ族がその申し出を伝える前に、大挙して彼らを襲い、数日のうちに数百人を殺し、その多くを食べてしまった。生き残って奴隷にされた者も、数年のうちにマオリ族の気のむくままにほとんどが殺されてしまった。チャタム諸島で数世紀の間続いたモリオリ族の独立は、1835年12月に暴力的に終わりを告げたのである。(P77-78)

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『現代語訳 学問のすすめ』福澤諭吉 訳:斉藤孝

※歴史の知識は恐ろしいほど欠如しているので、つけたし、意見コメント大歓迎。

 進路に悩む若者としては福澤先生の話は中々面白かった。でもこのおっさん、近所にいたりすると絶対にウザイです!こんな説教くさい武士の絵が財布に入っていると思うと、生活しにくくてかなわんわ。とはいえ、福澤先生もこんなヤワな私のような人間は蟻以下と思われているのでしょう。中々財布の中でお目にかかれないわけでして(笑)

 福澤諭吉(1835年1月10日(天保5年12月12日)~1901年(明治34年)2月3日)
 豊前国中津藩の下級武士の次男(末っ子)として生まれる。今の大分県の藩で、一旦は大阪で生まれるも、すぐに大分県の中津に移り少年時代を過ごす。19歳のときに長崎で蘭学を学んだりしつつ、あっちーこっちー行ったりきたりしつつ、1858年に江戸で慶応義塾大学の大元を作る。
 この福澤先生は幕末真っ只中に生きたにもかかわらず、政治の世界には入らなかったようで。きちんと民間の教育をしたかったということだそうです。
 まあ、「学問のすすめ」にも偉そうなことかいてますが、人に命令されるのが嫌いだっただけじゃないかと勝手に想像してしまいますわ。「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」(笑) » Read more…

TPPとはなんぞや。

2011年11月20日12:00 ちょいと訂正
 お久しぶりブログDA-

 事故的にNHKスペシャル「徹底討論TPP」を録画してしまったので、それを見ながら書いています。なお、NHKの議論は農業に力を入れすぎる嫌いがある。

 TPPの議論というのはわが国の行く末を考える上で、大事な議論な気がする。TPP以上に国の形についての考えを示唆しているような。他所へのコメントで「コスモポリタニズム」という言葉を頂いたけれども、国とはなんだという問題がある。
 さてはて、ところでTPPの議論を見ていて顕著なのは、政府側の人間が全く何もしゃべらないこと(尚今出ているのは古川元久のおじさん。このおっさん愛知の隣の区なので、良くポスターみるわけだがつまらんなあ)。
 内閣府のページにも、民主党のページにもTPPなんて触れてもいないんではないか。外務省のページにちょろっとあるのかな。TVに政府関係者が出てきても「ルール作りに積極的に参加すべき」とかいう、何の内容もない事しか言わない。あたかも「参加ありき」で議論をしようとしているように見える。しゃべらない奴は信用しない。これミムラの鉄則。

 愚痴はこの程度にして、色々調べていて漠然と考えているのは、まずは日本は恵まれていると部分を認識する必要がある。自由化されるということは、あらゆることが平らになる。ってことでしょ?自分ところの悪い面はよくなるかもしれないが、自分のよい面は悪くなるかもしれない。
 例えば、世界の水ビジネスの現状や、医療の現状、ああいった世界の闇に幸いまだ日本は引きずり込まれていない。そこをいかに守るか。医療については混合診療の話がメインになっているが、11/11の佐藤ゆかりさんの答弁で、知財面からの医療への影響も懸念されている。
 逆に声高に叫ぶ農業だとかは、言うほどの問題はないのかもしれない。それは、他国だって農業は守らなきゃいけないわけだ。この点は、石破元農水大臣(鳥取県出身)が言うのだから、信用できる気がする。ところで、農家の保護は米の値段を維持することで消費者が直接行っている。これは税金によって補填し、低所得者が米を買いやすいようにするという工夫は必要だろうよ。

 もっとも大きな問題は、推進派の理由がなさすぎる事だ。デメリットがメリットよりも小さいなら、メリットからデメリットを補うようにすればいいわけだが、メリットがあまりにも提示されない。もちろん様々なものが自由になることは間違いなく活性化されるだろうが。自動車の輸出はほんとに増えるのか?工場の海外移転はとまるのか?自分がトヨタの社長なら、TPPがあろうがなかろうが、どんどん技術水準も上がり、人件費も安い国に工場移すけどな。
 なお、輸出はアメリカが今後も成長するかは怪しいわけで(推進派の内閣府試算でも10年で2兆7000億円UP。しょぼすぎる)、TPPではたいした効果がでないという声がある。積極的に輸出を増やしたいなら、中国やインドを上手いこと取り込む必要がある。
 外交話になってくると、交渉下手な私は口を出せないが、ASEAN+6が大事であると。であるとすればTPPとはどう付き合うべきなのか。

 自分の中での結論は、TVの中で榊原英資さん(ミスター円)がおっしゃっておりますが「いずれは参加することになるかもしれないけど、そこまで性急に参加しなければならない理由がない。」と。個人的にはこれが自分の意見に一番近い。
 そうそう、あと「日本もしたたかに生きなければ」というけど、私は「みんなと仲良くする日本」でいいと思ったりするんだよ。

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思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

H16年3月5日東京都立高校の卒業式。
校長「起立っ!国歌斉唱!」
保護者A子「(こそこそ)あら、あの教師立ってないわよ」
保護者B子「(こそこそ)ほんとね、どうしたのかしら」
上告教師「俺は歌わねーぞ君が代なんて」
ピアノ教師「(もじもじ)どうしましょう教頭」
教頭「困りましたねえ…とりあえず弾いて貰えますか?」
ピアノ教師「君が代ぉ!いくぜぇえええええええ!かもぉおおおん!!」

 てな事があったかどうかは知りませんが、定年間際だったこの教師は、定年後再雇用の採用選考において、卒業式の国歌斉唱時不起立だった事を理由に、不合格とされました。
 これに対し教師はこの不合格としたことは
日本国憲法19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない
に違反しているのではないかと、訴えをおこしたようです。
 しかし、この度H23年5月30日、最高裁に於いて違反じゃないよと棄却されたとのことです。

 東京都立高校の卒業式で、校長がした国歌の起立斉唱の職務命令に従わず、定年後の再雇用選考で不合格とされた元都立高教員の申谷雄二さん(64)が、命令は思想・良心の自由を保障した憲法に反するとして、都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決が30日、最高裁第2小法廷であった。
 須藤正彦裁判長は、起立斉唱命令について「個人の思想・良心の自由を間接的に制約する可能性はあるが、特定の思想を強制するものではなく、合理性、必要性も認められる」として合憲とする初判断を示し、上告を棄却した。4人の裁判官全員一致の結論。申谷さんの敗訴が確定した。
卒業式で国歌の起立斉唱命令、最高裁が合憲判断/YOMIURI ONLINE

↓↓↓判決本文↓↓↓
平成22(行ツ)54 平成23年05月30日 再雇用拒否処分取消等請求事件
↑↑↑判決本文↑↑↑

 判決文は一般人でも読みやすくて、下手な本よりは遙かに面白い。多分文章慣れしてないひとでも、思ったほど苦ではないはず。ページ数は32ページ。メインは7ページしかない。是非ともご一読をば。特に教師とか学術関係者の方は。
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借金か節約か

 ちらっと「一円玉の旅がらす」という文字を見かけて、久しぶりに聞いて感動しておりました。小学校から帰る道すがら歌っていた記憶がほんのりあります。みんなの歌の中で一番歌ったかも知れない。
 当時知る由もなかったですが、1989年に消費税が導入されて1円玉の流通も増加。そして、その翌年この曲が流行ったようで。面白いもんだ。

一円玉の旅がらす
ひとりぼっちで どこへゆく
一円玉の旅がらす
あすは湯の町 港町
一円だって一円だって
恋もしたけりゃ夢もある
ああ 出世街道どこへゆく

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

 あの頃は、商売人の息子という自覚があって「一円こそ大事にしないといけないんだ!(小学生)」と思っていたような気がする。可愛いぞ俺。今でも思っている。ウザがられているぞ俺!
——
 今回の復興で20兆円かかるとかなんとか。
(20,000,000,000,000 ← 数字だけみてもなんかすごい)
 いきなり脱線するけど、某弁護士さんは事務所に一千万円の束を置いてるらしい。
 お客さんと金の話をする時に出す。するとお客さんと実感のある金の話ができるんだと。
(ちなみに、上三枚だけが本物だそうで)
 こういうの実感って大事やわ。

 元に戻す。こーいう財源の話になったりすると
・増税すると景気が悪くなる!まずは借金してでも景気を良すれば税収が上がるじゃん!
・減税すると税収が減る!国の債務(金利・物価)が大変なことになる!

 こーいう議論が絶対に起こるわけで。この議論について、自分なりに理解しようとしてみるんですが、正直よくわからん。多分言ってる学者達も確信を持っているわけではない。そこで、自分なりに両者の言い分を理解してみたいと思うわけです。

とある一つの自営業の家庭
旦那「アコムで金借りて取引先と飲みに行ってくるわ。」
奥さん「やめてよ、今でも赤字でかつ借金多いのに、返せなくなったらどうするのよ!」
旦那「こういう日頃のおつきあいが仕事を持ってくるんだ!」
国債を増やす、という議論をこういう例えはできると思うわけです。
皆さんならどうします?
そもそもこの経営者は赤字です。
「借金すべきでない」と言う人が多くなる気がします。

ちょっと例を変えるとこうなります。
こんどはとある一つの部活
部員「アコムで金借りてバット買って下さいよ」
部長「アホかそんなん無理に決まっとるやろ。落ちてる鉄パイプで我慢しろ」
部員「なら別の部活に行きます。」
この例だとどうか。金借りないと廃部になりかねない。
廃部が絶対に嫌だとしたら、アコムかどうかはとにかく
「金を借りるのもしょうがないんじゃない?」
と言う人も結構でてくるかなと。

 何が言いたいかというと、節約というのは共同体のコミュニティーの強さによって可能な範囲が変わってしまう。家庭であれば「節約しよう」は通る。でも部活だとひょっとすると「別の部活に行きます」と言われてしまう。あるいは、部活の絆が強ければ、節約できるかもしれない。
 家庭でも部活でも構成員がいなくなるならそれは終わり。
 日本国は借金が膨大に今ある。でも日本国が大事なら、
「節約しましょう。」
やっぱり本来はこれが一番正しいのだと私は思う。借金多い時に、新たに借金して博打打つ事が間違っているというのは、ほぼみんなの共通認識だと思うわけで。

 こそこそせずに「この国で暮らしたい。この国で税金納めたい。」っつー国にせないかんわな。やっぱりソコが先進国の強みだろう。
 破綻してからじゃあ遅いわな。