2015/9/23にググってみた内容
難民問題ってのは、その国の考え方とかを嫌というほど見せ付けられる気がしますね。
日本での難民認定数は2014年で11人。世界が数千人数万人で話をしているなか、かすみたいな数字ですが、これも、日本国民の他国の人へのセマーイ器量が反映されている気がする。私たちの国は、やっとの思いで岸までたどり着いた難民の方を蹴り飛ばしているわけですから。
ちなみに、申請数が少ないとかそんなこともなく、2014年は5000人くらいの申請があったとか。受け入れ割合もドイツは40%オーバーとかなところ、日本はえーっと0.2%かな?(※2←これ見やすくていい資料満載)
一方、ドイツって、なんとなく日本と似たような国と考えてしまっていたけど。
ずいぶん難民に対しては正反対の考え方を持っているようですな。その理由は、一つには「誇れる国になりたい」もう一つは「移民を入れて国を維持しよう」。だと記事には書いてありました。世論の後押しがしっかりあるのが、ドイツすごい。
自衛隊出して国際貢献するよりは、こーいう国際貢献にかね出して力使ったほうが幾分かましで。いやらしい話、いくぶんか見返りも大きい気がしますね。
そりゃあ北朝鮮になんやかんやあって、一杯きたらまたじっくり考えないといけないのだろうけども。
- EUにきている難民さんの数
- 難民さんの出身地
- 増えた理由
- ドイツの今回のごたごた
- ドイツが難民を受け入れる理由
- 日本の難民に対する姿勢
なんぞ、難民さんが欧州にたくさん来ているらしい。8月までに50万人だとか。なお、姫路市で50万人ちょっとの人口みたい。
[ブリュッセル 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)の専門機関である欧州対外国境管理協力機関(フロンテックス)が15日に公表した統計によれば、8月のEUへの難民・移民の流入数は15万6000人と過去最高を記録した。
今年これまでの移民流入総数は、50万人を上回った。
2014年の1年間の移民流入はわずか28万人だった。(※1)
いまいち元ねたとか見つけられていないのですが、どこを見てもシリアやエリトリアの話はでてくるようです。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、難民申請希望者の出身国で多いのは、シリアやアフガニスタンといった紛争国や、独裁政権のエリトリアだ。(※2)
ちなみに2014年のUNHCRの記事を見ると圧倒的にシリアが多いよう。
世界中の難民の53%以上が、シリア(388万人)、アフガニスタン(259万人)、ソマリア(111万人)出身であった。(※3)
シリア情勢の悪化とか。
ジュネーブ、9月8日――UNHCRは9月8日、シリアと周辺諸国の情勢の悪化が、数え切れないほど多くのシリア人を、危険に満ちた命がけの欧州への旅に駆り立てていると警告しました。(※4)
何ぞかんぞの中で、ドイツに難民が大量に入ってきた。ドイツは社会保障などしっかりしていて、難民さんにとってとても行きたい国のようです。
メルケル首相が8月21日、シリア難民については「ダブリン合意」の例外として扱うと表明したことから、雪崩のような大移動が起きた。移動ルート上のハンガリーに難民があふれ返った。(※5)
しかし、来すぎて、住むところも用意できなくなってしまったみたい。
【ベルリン】ドイツは13日、オーストリアとの国境で身分証明書の確認など入国審査を再導入した。
(中略)
12、13日の週末だけでドイツに到着すると予想される難民は約4万人。主としてオーストリアから越境してドイツに入る。しかしドイツの地元当局は、居住スペースが枯渇しつつあると警告していた。(※6)
ドイツは国際貢献に飢えている?やっぱり世論というのはでかいのでしょうな。日本で同じ世論調査したら、かなり怪しそう。
この70年間、ドイツ人は暗い過去に対する償いをし続け、良い国と見られたいと切望してきた。自国の名前が、恐怖からでもサッカー場の中からでもなく、感謝と希望から叫ばれるのを耳にして、ドイツ人は心を動かした。少なくとも今のところは、「歓迎する文化」を支持する方向に彼らを傾かせている。
(中略)
今のところは構わない。ドイツ国民はもっと多くの難民を受け入れたいと思っている。最近の世論調査では、これまでドイツに来た難民の数と同じくらい、あるいはもっと多くを受け入れたいと考えるドイツ国民の割合は、8月の57%から59%に増えた。また、96%の人が、戦争や暴力から逃れてきた人はすべて亡命と認定される資格があると考えている。(※7)
でも普通の経済的な狙いもあるよう
だが、ドイツがこれほど難民に寛容になれるのは、人口動態と密接に絡んでいる。現在のドイツの人口は約8200万人。これが2060年には6800万人から7300万人程度にまで減少し、少子高齢化が一気に進むと予想されている。つまり労働力不足、国力不足に陥る実態がすぐそこに迫っている状況なのだ。
社会保障制度についても、日本と同様、現役世代が高齢者を支える仕組みは基本的に変わらないが、現在の3人で1人を支える状況が2060年までには2人弱から1人で1人を支えるという状態になってしまう。迫り来るこうした危機に対応するため、難民を「仲間」として活用しようというのがドイツの構想だ。シリア人難民が「若くて、教育程度とモチベーションが高い」(独企業関係者)こともこの構想を支える要因だ。(※8)
あなたは、日本の難民受け入れについて、どう思いますか?
に対して2015/9/23時点で
受け入れ人数を増やした方がいい 28,090票 19.4%
このままでいい 53,395票 36.8%
受け入れ人数を減らした方がいい 63,637票 43.8%
だそうですよ(※9)。
※1 8月のEUへの移民流入は過去最高の15万6000人=国境管理機関 / ロイター
※2 欧州の難民問題、六つのグラフで分かりやすく解説 / SWISSINFO.CH
※4 シリア国内と周辺地域の情勢悪化が絶望に拍車をかけ、数え切れないほど多くの人々を欧州へ向かわせている / UNHCR
※5 難民受け入れで東西が分断する欧州 試される人道主義と移動の自由 / 木村正人のロンドンでつぶやいたろう
※6 ドイツ、国境の入国審査を再導入-大量の移民流入で緊急措置 / WSJ
※7 大量の難民に臨み「歓迎の文化」を体現するドイツ世論 / 日経ビジネスオンライン
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