Monthly Archives: 9月 2014

コンサート『倭結成20周年ツアー』倭

 和太鼓見てきましたー。
20140915yamato 普通に有名ミュージシャンのライブや、劇団四季や、なんやかんやに並びうる、完成度の高いエンタテーメントですなあ。
 この和太鼓会社は、元はシミジミ路上とかで警官に追い回されながらやっていたそうですが、スコットランドのエディンバラ・フェスティバル・フリンジという、芸術祭に片道切符で出演し、見事に人気に火をつけて、これまで3000公演は海外でやってきた組織なのだそうです。
 言語依存が非常に低いのもやはり感じました。本当に良く出来ていて、ちょこちょこピエロ役の男性がでてきては、女性に見事にしてやられたり、間違いを出してみたり。決して声に出さず観客を笑わせるのはすごいなあと。マッチョなのにずるい。
 そうそう、マッチョ自慢があったのが印象的ですな。腹筋をひたすら見せ付けるという。あとは、太鼓をみんなでブンブン振り回しながら叩く、踊る。普通に太鼓当たったら死ぬんじゃねーかと。あれ、外人見たら日本人のイメージ変わりそう(笑)
 最初に、貴方達も演者です。といって、伸びをさせたり、手を叩かせたりすることで、一つ、演者に対する壁を取り払ってくれたのも大きかったのかな。
 忘れちゃいけない照明さん。光の演出がなんてったって憎いね。照明も完全に一つの道具として使っちゃうのはさすが。

 ちなみに、今回は無料で、カンパ式でした。ビラ見てると普段は3500円くらいなのかな。有料よりはカンパ式のがいいのかな。地方とかだと、ガラガラになるリスクもあるので、案外よくマネージメントされているのかもと思ったり。でも、帰り前にそんなにカンパカンパ言わなかったのは彼らの美徳なんだろうなー。日本人相手なら「3000円くらいで下が取れるんですけどね。」とか言ったほうがなんやかんやあつまると思うがw

 前も和太鼓を一度見たことがあるのですが、それはこいつだった⇒コンサート『OHARUTAIKO CONCERT ~TAISAI 2010~』大治太鼓
 このときも大層感動したなー。もしかして案外競争の激しい分野か(笑)

インド映画『めぐり逢わせのお弁当』監督:リテーシュ・バトラ

『めぐり逢わせのお弁当』というタイトルからはとても想像のできない、深く濃い映画で、2回劇場で見てきました。
 主演のイルファーン・カーン氏の演技が本当に素晴らしかった。弁当食べるだけで感情を表せるなんてっ。

 話としては、妻に先立たれ仕事一筋で無愛想な退職間近のおっさんサージャン(イルファーン・カーン)と、ろくに口もきかない夫にそれでもどうにか振り向かせようと頑張る一女の母イラ(ニムラト・カウル)が、お弁当の誤配によって文通を始める。
 まずもって話の前提であるインドのお弁当配達システムダッバーワーラーがすごい。元は宗教上食べられないものがあったりするので、家で作った弁当を配達するために出来たシステムらしい。旦那が出て行った後に配達員に渡すので、旦那より早起きなんて必要も無く、奥様も便利そう。

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