Monthly Archives: 5月 2010

タレント議員擁立についての考察

 タレント議員擁立について、ラジオなんかでも「選挙民はそんなタレント候補に投票するほどアホでないことを示しましょう!」などと聞く。
 つまり、「しっかり候補者の政策や経歴や考えをチェックして投票しよう」ということだと思う。

 でも、今までそれができていないのはなぜか。多くの人もメディアも重大な問題を見落としている。
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映画「魔女の宅急便」

 今更ながら魔女の宅急便見ましたよ。
 こんな最初から最後までまじめに見るのは初めて。大体親からの「風呂に入れ」とか「宿題やれ」とかの声で中断するのがいつもであります。
 こうして、魔女の宅急便を好きな時に見れるのも、GEOの100円セールのおかげ。本当に感謝。ジブリ映画も色々借りて見てみよう。
 今更ながら、一応ネタバレ有りと書いておきます。まあみんな見てるからいいよね。

映画の感想

 今更ながら、いろんな観点で作られていることを感じ、そしてただ純粋に物語の参加者の一人として感動した。
 飛行船から落ちそうになっているとんぼを助けるシーン。映画としてはありきたりなシーンではないですか。しかし、完全にキキに感情移入してしまっているこっちとしては、そりゃあもう涙なしでは!見られないですな。
 少し年取ったかな?

 キキのサポート役として、ジジの程よい存在感。あーいう親友いいよなぁ。でもその親友も、お互いが結婚したりしていくなかで、接する時間は短くなったり。切ない、切ないけれどお互いが少しずつ進んでいくなかで必要な過程。
 いい年をしたおっさんとしては、パン屋のおかみさんから、とんぼに宛てた手紙の内容なんかは気になるところ。きっと優しい心遣いに溢れているんだろう。にくいよねぇ。

 最近自分なりに面白いと思うものは「どんな脇役でも一人一人をちゃんと描いている」。これがポイントに為ってきている。
 この「魔女の宅急便」ではまさに、ジジ、警官からお父さんからタダデッキブラシを貸しただけのおっさん、ちょい役の犬まで、みんなきちんと人物像が描かれている。絵描きの血。魔女の血。パン屋の血。それをもてあましながらも生きていく人たち。
 ちなみにかなり心惹かれたのは、ニシンパイを焼いてくれたおばあちゃんの、お手伝いさんのおばちゃん。

 全ての人が自分のように生きている。みんな迷い、みんな苦しんでいる。それを意識するだけでも生きていくのは随分楽になる。
 丁寧に全ての人物を描いている映画は、メッセージこそわかりにくくなったりするけど、世の中単純じゃないことを感じ、そして優しい気持ちになれる。よしもとばななの小説もそうだな。今読んでいる井伏鱒二もそんな感じ。
 疲れたら、少しいい小説や映画を見ましょう。

 ほんとイイ映画なので、中古品買おうかなと思っても、結構高いのね(汗)

谷亮子参議院出馬、ええ事やないか

 谷亮子参議院出馬。Twitterでもmixiでも、大いに批判されている。

 例えば、中田英寿が出馬するとしても同じように批判するだろうか?

 その批判の多くは「谷亮子参議院出馬」このたった8文字を見ての批判ではないだろうか?
 その背景にある「スポーツ選手」「現役」「女性」「政治の知識がない」そんな先入観を大いに持ちこんでいないだろうか?批判の多くはどうも「個人攻撃」にしか見えない。

 殆ど私たちはスポーツ選手としての彼女、しかもオリンピックに出る時のほんの数十分しか知らないはず。
 彼女がどういう経歴を持っているのか。どういう考えをもっているのか。どういう能力があるのか。そう言ったことをじっくり聞いた後で批判しても全然遅くないのではないだろうか。
 少なくとも、ネット上でグダグダ文句だけ言ってる輩よりは、人前でしっかり自分の主張を述べることはできるだろう。記者会見とかしてきてるんだから。

 あと、もう一点。
 彼女は知名度によって票を取れるのだと思う。そして彼女は党に一つの議席をもたらすかもしれない。
 知名度で票が取れるというのは、少しでも知っている人に投票したい。と言うことだ。それっておかしいか?
 そして、選挙というのは党の争いだし、そこで勝つべく戦略を練るのは当然。選挙に清廉潔白な議論を要求するだけならそれは理想論だろう。ってか、その要求する人たちがしっかり出馬した人を一人一人を見ているのか聞いてみたい(苦笑)
 知名度で通るのがイヤなら、「もっと論戦の機会を増やせ」「選挙期間長くしろ」とかそう言うまともな批判はできないものか。
 どうせみんな経歴とか数分の演説で判断して投票するんでしょ?

 もしかしたら、谷亮子さんは、めちゃめちゃ勉強されている人で人望も高い人かもしれない。何も知らないウチから批判すると、大きな可能性を潰す可能性だってあるはずだ。
 批判には慎重になるべきではないだろうか。

映画「グラン・トリノ」

感想もなにも、このエントリー開いた人はみんな「グラン・トリノ」見なさい!
これ必須!