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Everybody feels the same/京都音博2012

「京都音楽博覧会2012 IN 梅小路公園」
 行ってまいりました。音博は3回目ですかね。多分。
 過去、石川さゆり、ハンバートハンバート、レイ・ハラカミと出会った音楽祭です。ああ、聲明(しょうみょう)なんてのもここで初めて聞いたな。

声明(しょうみょう、旧字体:聲明)とは、日本のあらゆる音楽の原点と考えられている仏教音楽。仏典に節をつけたもので儀礼に用いられる宗教音楽である。日本では、梵唄(ぼんばい)・梵匿(ぼんのく)・魚山(ぎょざん)ともいう。
wikipedia「声明」

 今回は出演アーティスト中に、東北に(くるりと)支援している方も多く、震災を思い出す場面も多かった。なお、昨年の音博は行けていないのだなー。

 ステージ上には大漁旗。なお、公園の横では京都水族館なるものがオープンしていたようで、イルカショウをやっておりました。イルカが飛んでいるところが見える状況でライブ。なんという。

 この音博でゾクゾクっとしたのはくるりの「everybody feels the same」。くるりはこの曲をエンディングに持ってきた。まあそれだけならなんてことはないのですが。
 思い出すのは、宇多田ヒカル「虹色バス」と言う曲。この曲も最後は「everybody feels the same」で締められる。そして宇多田ヒカルはこの曲をラストライブのエンディングに持ってきた。ってか、くるり「虹」という単語入っているぞ。
 言葉に過剰なほどの気を使うこの人たち。しかも方向性は真逆に近いこの二人。民衆に投げかける言葉として選んだ言葉が一緒だというのは鳥肌がたったですよ。

 使っている意味やニュアンスはかなり違うとは思うけど、「everybody feels the same」が薬になる病気、すなわち、思考が一人カラに閉じこもって抜け出せなくなるってのは、現代病なのかもしれないですね。
 一つ言葉を発するにも非常に気を使う。この音博でも細野晴臣や山口洋のおっさん方に見せ付けられた、いい意味での「言葉の軽さ」。カッケーのですわ。

 ところで、山口洋さんってのは今回始めて知りましたが、去り際とかがちょーかっこいい。追いかけねば!
 何を書いているか分からなくなったけれども良いライブでした。

 一緒に行ってくれたM君及び、ライブ関係者各位。ありがとうございました。来年もいくぞー。

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