『MANCHESTER PART Ⅱ』The West Wing/Third Season/Episodes2

 大統領が多発性硬化症であることを告白するも、再選を目指すことを明言する。再選を目指すに当たって、選挙に長けた多くのスタッフが新たに入ってきていた。既存のスタッフは新しいスタッフのやり方にイライラしている。
 その再選を表明後、初イベントの開始直前。大統領が裏方で既存のスタッフだけ集めて語りかけた一幕

Josiah Bartlet:There’s a new book and we’re gonna write it. You can win if you run a smart, disciplined campaign. If you studiously say nothing–nothing that causes you trouble, nothing that’s a gaffe, nothing that show you might think the wrong thing, nothing that shows you think–but it just isn’t worthy of us, is it Toby?
大統領:新しいページにペンを入れよう。勝つためには抜け目の無い戦略を立てることともう一つ、なるべく口を開かないこと。トラブルや批判を招くようなことは言わない。何を考えているか明かさないようにする。そうすれば勝てるだろう。
だが、我々にふさわしいかなトビー?

Toby Ziegler: No, sir.
トビー:いいえ

Bartlet: It isn’t worthy of us, it isn’t worthy of America, it isn’t worthy of a great nation. We’re gonna write a new book, right here, right now. This very moment, today.
(大統領夫人が大統領を紹介する声が聞こえる)
You know what? Break’s over.
大統領:そうだ、我々にもアメリカにも、そんな戦い方はふさわしくない。歴史の一ページを今日ここで作ろう。たった今この瞬間に。
さあ行こう。戦闘開始だ。

It isn’t worthy of us.
いっといずんとわーじーおぶあす!

 このシーンまで、スタッフがイライラを募らせミスが連発する。それは、新しいスタッフが来たことに対する苛立ちだけでなく、大統領が多発性硬化症であることをスタッフにも隠していたこともあった。
 そしてこの場面の直前に、スタッフに初めて謝罪する。
 大統領がスタッフに謝罪する場面なんて、恐らくここまでほとんど無い。

 謝罪し、選挙も頼むぞとこの一言。
 ずうずうしいにもほどがアルぞ。しかし、ある意味これはお互いに信頼しあっていることに証左に他ならないわけで。
 この言葉の一言一言にも重いものがあるし、ジーンとくる場面なのでした。

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