Monthly Archives: 3月 2009

『篤姫 第八巻』佐野元彦

 篤姫八巻 28-31話をやっと見ることができました!後6週間は篤姫生活。

 28話、篤姫の重要な心の支えであったであろう二人が死ぬ。篤姫の人生の大きな道筋を付けた島津斉彬、篤姫とやっとラブラブモードに入ってきた十三代将軍徳川家定の二人。
 そして、将軍の正室である「御台所」ではなくなり、髪を切り天璋院となる。

 将軍家定が安政5年7月6日、斉彬は同年7月16日。その時の篤姫は20代半ば。
 すでに実父亡き篤姫、その篤姫が二十代半ばにして、人生の(良くも悪くも)道筋を付けた養父が死に、夫が死に・・・。そして、権力も失い・・・。
 ああ見るのがしんどい・・・。

 続いて、大老井伊直弼が実権を握る幕府を通すべき勅諚を、幕府を素通りして水戸藩に直接渡したことを理由に、井伊直弼は不都合な輩を片っ端から処罰する安政の大獄を始める。
 この井伊直弼という人も、元々は彦根藩主井伊直中の十四男に生まれ、厄介者であると言うことで、自分の住居を「埋木舎」と呼んで、自虐していたとか。それが、彦根藩主の候補が続々と他家を継いだり、死んでいたりで、井伊直弼に藩主の座がまわってくる。そして、そこから幕府の大老職まで進んでいく。
 そんな、ダメだと思っていた自分が運と実力で成り上がってしまった。そこで、「国のため」と思ったか「自分(自分の家)のため」と思ったかは解らないが、若い将軍を押さえ、安政の大獄という弾圧的な政策を実行するに至る。
 人に厳しく当たれば、当然恨みもかうわけで。どちらにしろ井伊直弼にとっても楽な事ではなかっただろうに・・・。

 この巻ですごかったのは。「公方様を殺したのはお前だろ」と責められる時の篤姫の演技。ほぼ半笑いで。完全にイった人という感じ・・・。迫真の演技というのはこういう事かと。
 そして、最後にずっと、そして唯一、一緒に道を歩んできた幾島との別れ。くぅ・・・。

追伸:篤姫で検索したらコップがでてきた。なんぞこれ。

宇多田ヒカル検定

2級・・・まだ全部読んでないもん(><)

3級・・・ちょっとファンの皆さん凄すぎ。。。

卒業生の皆さんいってら!

数年に一度たまーに咲く花

数年に一度咲く花

 我が母校卒業生の皆様。と、その他卒業生の皆様。
 ご卒業おめでとーーーー!

 誰が何と言おうと、やる気があろうが無かろうが、これからの社会・時代を作るのは我々だー。散々楽しんでやりましょうぞ。

 私が、まだ花粉症でもないのに鼻たれクソがきだった頃、アロエの花ってのは数年に一度しか咲かない花と教えられていました。うちのアロエの花もなかなか咲かず、結構楽しみにしていたのですが、それがやっとのことで咲いた時、その地味さには凹んだ覚えがあります(笑)
「花が派手でなくてもいい。むしろ・・・」
と言うことに気づくのは遙か後の話であります。

『点 -ten-』宇多田ヒカル

点も線となれば形になる

点も線となれば形になる

 宇多田ヒカルの『点―ten―』と『線―sen―』が発売された。

 まずは点から読み始めているのだけど。結構ショックを受けてる。
※※点-ten-は、宇多田の今回のために書き下ろした文章と、
※※いままでのインタビュー記事が載っている。(プリチーな写真も満載♪)

 彼女の考えを読んで部分部分では確かに理解はできるのだけど、曲となった時に、大して理解できてないなーと。なんかちょっとショック。思考の過程が違うのだからしょうがないと諦めることもできるけど。

 悩んでいる事自体は思考の回路は違っても似たようなことを考えている。そして、それを共感してるんだと。
家族との関係を起因とした孤独。
結構小さい段階で見せつけられる現実。
 別に慣れてしまえばなんてことはないけど・・・。スケールは違うが。(彼女のはすごすぎる)
 ただ比べるわけに行かないほど決定的な違いは、彼女は悩みをむしゃむしゃ食って取り込んでるのに対して、私は密封パックに入れて封印してる感じだ。彼女は食って成長してるのに、私は冷蔵庫がパンパンだ。
 これっていうのは、いろいろ話をしている感じで、女性一般もやっぱり悩みをむしゃむしゃ食ってる感じがするし。男は、しまい込んでる感じがする。

 簡単に言えば、男は過去の事を掘り返して聞くと、嫌がる人が多い。ネタとして消化できてる人ってのはえらいと思う。それに比べて女性は淡々と過去の事を喋り尽くし、総括して見せ。最後に笑う。正直ちょっとこえー。

 ちなみに、同じ悩みがあっても女性は強いからいいよなぁ。なんて事が言いたいわけじゃない。もちろん男も女も同じように悩みで死にたくなるほど辛い思いをするのは一緒なのだとは思うけど。最終的な処理方法として、男はしまっちゃうけど、女性はそれを消化できる強さがある。ってこと。

 まぁ。ここでほんまか嘘かわからん性差のせいにして逃げるわけにもいかんでしょう。男である自分も、むしゃむしゃ悩みを食って成長したいなぁ。と。I’ll Be Stronger.

 話は行ったり来たりするけど。私が彼女の事を好きなのは。考えることが似たような感じで。そして彼女がそれを消化しているのをみて、元気がでるからだろうと思う。

つづく

『ダークナイト』クリストファー・ノーラン

 映画ダークナイトを見た。

 現在AM3:00。本当はもう一回見てから書こうかと思ったけど、諸事情により先に書いておく。(もう一回見て書き直すかも。)

 ダークナイトは経済系のメルマガとかでも紹介されるなど、私の目にも入ってきて、みたいなーと思ってた。ヒース・レジャーと言う人が、この映画で悪役を演じてから死んでしまったらしいのですが。インパクトがありすぎです。。。

 ってかまず、めちゃめちゃ面白くて良い映画だと思うのですが、いろいろ前評判を聞きすぎたために、おもしろみが無くなって面もあります。ぜひぜひ、このブログを見ている方は、この記事を見る前に自分の目で見てみるといいのではないかなぁーと思います。
 さあレンタルショップへどーぞ。

 さて、読者もいなくなったところで感想ですが。
 表面上はアメリカっぽい「正義」と「悪」の映画なのですが、その正義と悪は対等な立場で描かれている映画だなぁと。どちらも大きくなったり小さくなったり、良くなったり悪くなったり。
 実際の世界が、二つの極の間をうまく(下手か・・・)バランスをとりながら動いているのを小さな町に縮小した感じ。

 オチに至っては日本的の映画を見ているようだったなぁ。意図的にはっきりさせない終わり。ってやつ。
 あんまりドキドキする映画でもなく、終始「ウーンウーン」とイイながら見てました。

 ただ、何かにも書いてあったけど、中学生くらいでこの映画をみちゃうと、ちょっと危ないカモねぇとも。
 まぁ大人でもバランスがとれない人っていっぱいいるわけだけど。

手紙

 手紙なんて物は久しく書いてない。
 最近だと「年賀状」か「結婚式出席します」の手紙くらいか。

 小学生の頃は、好きな女の子の誕生日にプレゼントと一緒に、短い手紙をあげたきがする。内容なんてもちろん思い出せないけど。
 今は文章ならメールとかだけど、一晩寝かせざる終えない手紙というのは、メールよりもよっぽど使い勝手のイイものだったのかもね・・・。

 そんな私に一通の手紙が届いた。
 かなり恥ずかしいけど載せてみる。

みむ、元気にしてる?
今でもデートのたびに水筒を持っていますか?当時、おばちゃんみたいだったみむをなつかしく思います。

束縛の激しいみむが重苦しくて、私が「もっと余裕がある人がいい」と宣告してお別れすることになったあの日から、もう10年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、お手紙を書いたのには特に理由はないんです。ただ部屋の掃除をしていたらみむからの昔の手紙が出てきたから、なつかしくなって。びっくりさせてごめんなさい。

思い返してみると、あのころは二人とも子供っぽかったなぁという印象があります。みむは「ミニスカートは他の男の前ではダメ」とか言うし、子供っぽい私もそれに対抗して、黙って他の男を誘惑していたのを覚えています(浮気したか?んー、それはかわいそうだから内緒)。私は重苦しいみむを避けるようになっていたけど、もう少し他に方法がなかったものかと反省しています。

そういえばみむにとっては私が初恋の相手なんですよね?だからか、みむは最初のころ、とてもかわいかった印象があります。確か手をつなぐのでさえ「なんかごめんね。ごめんね」なんて言っていたから、少し気持ち悪いけど、緊張しているんだなぁと思ったものです。

みむの告白って、いきなり「付き合ってほしい。いつか結婚してほしい」でしたよね。それに引かずにOKすることができた私を思い出すと、正常な判断能力がなかったなぁと恥ずかしい気持ちになります(照)。

総括するなら、みむと付き合えたことは、とても感謝しています。特にみむとの恋愛から学べた重要なことは、あまり人に期待しすぎてはいけないということでした。一人で生きられるようになることの大事さを教えてもらえたと思っています。ありがとう。

いろいろ書きましたが、私はみむのことがそれでも好きでした。これからもみむらしくいられるよう、そして当時のように森進一の顔マネをみんなに披露しながら(笑)、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 当時ムーンウォークをやたらやっていたけど、前代未聞の下手さでしたね…。

とまあ、ネタサイトなのですが。
私のイメージと一致しているのでしょうか。感想は控えます。。。
スルーされるとなんか怖いので「つまんね」と一言入れて頂けると嬉しいですw

手紙って怖いね。

to ともちゃん
 このブログ、自分の知り合いでもかなり幅広くいろんな知り合いが見てるわけだけど。どーよこれw

『アルゼンチンババア』長尾直樹

 よしもとばなな原作の映画「アルゼンチンババア」

 地元にもいたなぁ笛吹じじいってのが。山でいっつも叫んでいた。
 今思えば、同じ人間だったんだよね。あのころは人間じゃない(同じ生き物じゃない)と思っていたよね。話したりするとどんなことをしゃべってくれたんだろーか。
 

 この映画は、お母さんが死ぬところから始まる。
 お母さんが死んでしまい、父が失踪。かと思いきや、父は町の片隅の汚い家に住むアルゼンチンババアと一緒に暮らしていた。
 父もいないので娘は一人で葬式をし、叔母(父の妹)の元で暮らす。
 そして、もちろん娘や叔母は父をアルゼンチンババアの元から家へ帰そうとするのだが・・・。

 ってな感じ。
 娘役の堀北真希がめちゃめちゃ可愛い。アルゼンチンババアの鈴木京香さんもめちゃめちゃめちゃめちゃ素敵。ここでも出たか岸辺一徳。音楽もかっちょよい。

 映像としてあんまりアルゼンチンババアは出てこないけど。それでもやっぱり一番インパクトあって。価値観がしっかりしているのがかっこいい。
 父の、妻の死を受け入れられない情けない姿、も人間らしくてほっとする。

 オチも大変に美しい。原作さっそく買おう。

『This Is The One』Utada [PartⅡ]

UtadaのNEW ALBUM 1日目

  1. とりあえず前言を撤回する
  2. 大音量で聞き始める
  3. 何層にも重ねられたUtadaの声に聞き惚れる
  4. Utadaの息継ぎの声が・・・あぁ・・・(HENTAI)
  5. 端々にあるいろんな音に感動する
  6. 英語の歌詞が解らないので習おうかと思う(思いとどまる)
  7. ALBUMが流れていないと落ち着かなくなる
  8. ALBUMの覚えた箇所に、合いの手(言葉が古いよ)を入れ始める

一日目こんな感じ。
えっ?買ってない人がイルの?人生損してますよーー!!

『This Is The One』Utada


 Utadaの2ndアルバム(This Is The One)を購入。

 久しぶりに友達に会って、方言で話しかけられて、とまどうと同時に妙な懐かしさを感じる。そんな感じ。
 あるよね?あるよね?

 初っぱなから予約してたので気づかなかったけど、輸入盤は1000円で買えるんだね・・・。日本版はcome back to meの変わったバージョン(リミックスというのか?)が2曲と歌詞カードが入っているだけのようなので、まあ、輸入盤でいいのではないかと。

 その、アルバムだけれども、海外宇多田はノリきれないというか。
 Utadaの前作EXODUSもそーだったけど。また聞いてるうちに、そしてライブでもあればまたかわってくるのかも。

 歌詞は翻訳(新谷洋子という方の)もついてるけど、この辺は宇多田だーと。思いましたとさ。
 まだそんなに熱くないけど、(仕事から帰ったら)聞き込むぜ!

医療事故について

シャアの病院では医療事故が相次いでいるらしい
そりゃあシャア内科