『点 -ten-』宇多田ヒカル

点も線となれば形になる

点も線となれば形になる

 宇多田ヒカルの『点―ten―』と『線―sen―』が発売された。

 まずは点から読み始めているのだけど。結構ショックを受けてる。
※※点-ten-は、宇多田の今回のために書き下ろした文章と、
※※いままでのインタビュー記事が載っている。(プリチーな写真も満載♪)

 彼女の考えを読んで部分部分では確かに理解はできるのだけど、曲となった時に、大して理解できてないなーと。なんかちょっとショック。思考の過程が違うのだからしょうがないと諦めることもできるけど。

 悩んでいる事自体は思考の回路は違っても似たようなことを考えている。そして、それを共感してるんだと。
家族との関係を起因とした孤独。
結構小さい段階で見せつけられる現実。
 別に慣れてしまえばなんてことはないけど・・・。スケールは違うが。(彼女のはすごすぎる)
 ただ比べるわけに行かないほど決定的な違いは、彼女は悩みをむしゃむしゃ食って取り込んでるのに対して、私は密封パックに入れて封印してる感じだ。彼女は食って成長してるのに、私は冷蔵庫がパンパンだ。
 これっていうのは、いろいろ話をしている感じで、女性一般もやっぱり悩みをむしゃむしゃ食ってる感じがするし。男は、しまい込んでる感じがする。

 簡単に言えば、男は過去の事を掘り返して聞くと、嫌がる人が多い。ネタとして消化できてる人ってのはえらいと思う。それに比べて女性は淡々と過去の事を喋り尽くし、総括して見せ。最後に笑う。正直ちょっとこえー。

 ちなみに、同じ悩みがあっても女性は強いからいいよなぁ。なんて事が言いたいわけじゃない。もちろん男も女も同じように悩みで死にたくなるほど辛い思いをするのは一緒なのだとは思うけど。最終的な処理方法として、男はしまっちゃうけど、女性はそれを消化できる強さがある。ってこと。

 まぁ。ここでほんまか嘘かわからん性差のせいにして逃げるわけにもいかんでしょう。男である自分も、むしゃむしゃ悩みを食って成長したいなぁ。と。I’ll Be Stronger.

 話は行ったり来たりするけど。私が彼女の事を好きなのは。考えることが似たような感じで。そして彼女がそれを消化しているのをみて、元気がでるからだろうと思う。

つづく

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