Monthly Archives: 6月 2009

鳥肌

飯島愛が自殺したという報道からどれくらいたっただろうか。

RSSリーダーにまだ入っていたので飯島愛のブログを見てみた。
想像も付かない事になっていた。

なんというか。
鳥肌が立った。

『パコと魔法の絵本』関口尚

日本で最高にかっこいい男「奥田民生」
を日本で最高にダメな感じでグダグダ聞いていたら勉強し損ねた
さすらおう(何がだ)

ついでに書評を一個片づけよう

 この本は「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔神」後藤ひろひと の脚本を元に小説化したものらしい。

 森の中の病院でのお話。
 元カリスマ経営者で偏屈でプライドを捨てきれない大貫というじじい。そこに入院している一日しか記憶が持たないという、どこかで聞いたことがある様な障害を持ったパコという少女。この2人を中心に繰り広げられる物語。
 ちょー単純でストーリー自体に意外な展開は全くない。大貫がパコのおかげで心やさしいじじいになっていく。
 一つ面白いのは、舞台が元だからだろうなぁ。全てのキャラがめちゃんこ鋭い。性格が極端でそれが読んでいて笑える。ツンデレ看護婦。自傷癖のある役者。オカマ等々。

 一つ救いがないなーと思うのが。大貫。経営者として心を鬼にして生きてきた人生を全否定されてしまう。うーん。まあ「立派な経営者」の様な人ってのは最終的には「人間として」は誰からも慕われることなく死んでいく。
 それも一つの目をそらすことのできな現実かもしれないけど・・・。

 転じて日本では、郵政の西川社長みてると思う。彼は日本のために頑張ろうとしているに違いない。でも、日本ではなく西川氏にとってはどうなんだろうと・・・。あの年になると別の価値観があるのだろうか。それとももはや意地は捨てきれないのか。
 パコとかんけーねーことになったな。

んじゃ。会社いってきまふ。

「臓器移植に関する法律」の改正案 まとめ中

椎名林檎ニューアルバムを聞きながら

◎従前の法律の問題点

臓器の移植に関する法律第六条一項

医師は、死亡した者が生存中に臓器を移植術に使用されるために提供する意思を書面により表示している場合であって、その旨の告知を受けた遺族が当該臓器の摘出を拒まないとき又は遺族がないときは、この法律に基づき、移植術に使用されるための臓器を、死体(脳死した者の身体を含む。以下同じ。)から摘出することができる。

という記載がある。
 これによって、現状では(意思表示ができる)15 歳未満の場合は臓器の提供が不可能。又、15才以上においても(本人の意思が必要なため)外国よりも遙かに少ない。

心臓移植の実施件数(平成20年){参議議員富岡発言}
アメリカ 2163例
日本 11例

 ・死亡による臓器移植が難しいため、生体(生きている人から)の移植が増えている。
 ・海外での移植が制限されそうになっている

◎改正案
[A案]
 ◎脳死を人の死とする(本人か家族が反対した場合は除外)
 ◎本人の意思がない場合、家族の意思で臓器移植可能に
 →本人の意思が不明でも、家族の同意により移植可能
 →15才未満の者でも、移植可能に
[B案]
 ◎意思表示できる年齢を15才→12才にする。
 →12~15才の者が、本人の意思により移植ができるようになる
[C案]
 略(臓器移植が難しくなる)
[D案]
 ◎15才未満の者に限り、家族の同意があれば脳死とし、その脳死を人の死とする。
 →15才未満の者については、家族の同意により移植可能に 
[E案]
 いまいちよくわからんかった・・・。とりあえず、いろいろ委員会を設置してしっかり審議しよう。ということかと・・・。(後日加筆するべし)

◎争点
[A案に対する批判]
・移植可能な状態を増やすと、「脳死状態で臓器移植しない人」へのプレッシャーがあるのではないか?
・虐待児の臓器移植が行われるかもしれない
・脳死の人を「死」だと受け入れられるか?(脳死の人は血が流れ成長さえする)
・国民の議論がまだまだ進んでいない
・法律に頼らずドナーカードの普及を
[B-E案に対する批判]
・生きられる人の命を少しでも多く・・・。

◎雑感
 まず一番悩ましいのは法律のあり方。
 「人の死」なんてものを、きちっとみんなで合意できるわけがないのは自明。ただ法律上便宜的に「死」を定義しなければいけない。
 かといって、便宜だけで決めるわけにも行かず、やっぱり国民もある程度は納得できなきゃいけない。
 国民の意見がある程度まとまってくるのを待つべきなのか。あるいは「脳死=死」というのをどうにか回避すべきなのか・・・。

 ちなみに、衆議院での採決では私の好きな
与謝野馨、石破茂
 なんかもA案に反対している。あとは病気と闘ってきた川田龍平氏なんかも新たにE案というのを出して反対している。川田龍平氏が反対しているというのは、特にしっかり意見をきかんとなぁ思う。
 石破さんのあくまでも、法律に頼らず、本人の意思(ドナーカードの普及)を広めるべきだ。という意見は確かになぁーとも思います。

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イントロダクション
(リンク先目が痛い。)

真の姿が現れる、新ミムラ伝説第2ステージ

だれちゃだめだ
だれちゃだめだ!
だれちゃだめだ!!
だれちゃだめだ!!!
だれちゃだめだ!!!!
だれちゃだめだあ!!!!!
だれちゃだめだあああああああぁああぁあ
あ~あ(だれた)

だれちゃだめだ

完全猫の鳴き声が招来する子猫の興奮

そとで親猫(又は人間)と子猫が呼び合っている。
萌えー

臓器移植法改正案(A案)

臓器移植法改正案(A案)というのが衆議院を通ったらしい。
私は以下の様な河野太郎氏のブログで経過をちょっとだけ見ていた。
愚にもつかない妥協案
なぜA案なのか

詳しいサイトはここのようだ(まだ読んでない)
日本移植学会

直近だと
臓器移植法改正-A案が衆院で可決、今国会で必ず答えを
岡田克也さんも書いてる。

司令塔は
臓器移植法の多数派工作
山内康一さんらしい

 あまりニュースを見る時間も調べモノをする時間もなく、理解しているわけじゃないけど。この法案が通れば、臓器移植がかなりやりやすくなるらしい。
 「死亡」と言う概念も、脳死時点になるようだ。よくわかっちゃいないけど、法律の中での「死」の扱いが変わったわけだから凄いことだ。

 この法案が通るだけで、人の命の数が変わってしまうと言うのだから不思議なモノだ。少なくともこの法案で、生きていた人が死に、そして、もう死ぬしかない。と思われていた人が、元気になれるかもしれないのだ。

 山内康一氏のブログにはこう書いてある

移植医療が進めば、毎年何百人の人たちの命が救えます。
裏を返せば、助かるはずの命が、法の不備のために、
見殺しになっていると言えます。

 自分が病気になった時、あるいは自分が死ぬ時、お世話になることもあるだろう。

ごまめの歯ぎしり 09年6月18日-2
より
=================================
臓器移植法改正案(A案)投票結果

賛成   263
 自民  202
 民主   41
 公明   12
 国民新等  2
 無所属   6

反対   167
 自民   77
 民主   65
 公明   18
 社民    7

投票せず  47
 自民   24
 民主    6
 公明    1
 共産    9
 国民新等  5
 無所属   2
=================================
 この結果を見ただけでも、政治家がちゃんと自分の頭で考えてなんらかの結論を出していることが解る。
 反対派にもいろいろな、まじめな思いがあるのだろう。

 いつも政治家を批判してばかりだけど、こーいう必死の調整とかしている姿をみていると。カッコイイ職業だと思う。
 働いてばかりというのはアホかもしれないけど。それでもやっぱり誰かの役に立つ仕事をしたいなぁ。人の声を真摯に聞き。そして、その役に少しでもたてる様に勉強しなきゃ。
 正しいことなんて無い。それでもベターな答えを求めて。

臓器移植法改正案に取り組んでおられた皆様もう一息頑張って下さい!!

 そして最後に政治家批判しちゃう。
 麻生さんは
「脳死について世の中の意見がきっちりとまだ固まっていないのではないか」(NIKKEI NET)
ということでD案だそうだ。
 世の中の意見を固めてから法案作ってたらなんも作れないから、国会議員を選んで、決定して貰ってるんじゃ無かろうか・・・。できるなら、「いろんな意見を総合的に判断して私は◎◎と思う」と言って欲しかったなぁ。とても残念な気分だ。

『坊っちゃん』夏目漱石

 坊っちゃんを読むのは二回目であります。(一回目書評
 すさんできた心には、こういう読みやすくて、しっかりした読み物は最高であります♪

 親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。
 そんな所から始まる坊っちゃんですが。私が好きだなぁと思うのは、無鉄砲すぎて思慮に欠け先走りすぎて迷惑をかけるけれども、その思慮の欠けた行いを、恥に耐えてちゃんと侘びる所だったりします。
 思慮に欠けることは悪い事じゃない、侘びないことが悪いんだ。
 なんて事も思わせてくれます。ワシらの様な馬鹿は、思慮に長けたことはできないけれども、ワシらの様な馬鹿だからこそ、誠実に侘びることもできるのかもしれないですね。

 以下はお気に入りの、坊っちゃんと山嵐とのやりとり

 越してきたばかりの新任の坊っちゃんは、数学教師山嵐に下宿を斡旋してもらう。その上氷水まで奢ってもらい、坊っちゃんは山嵐の事を「わるい男でもなさそうだ」と、かなり好感度を良くする。
 しかし、山嵐を厄介払いしたい赤シャツ(教頭)から、山嵐は怪しい奴だと吹き込まれ、単純な坊っちゃんはそれを信じる。
 そして坊っちゃんは

ここへ来た時第一番に氷水を奢ったのは山嵐だ。そんな裏表のある奴から、氷水でも奢ってもらっちゃ、おれの顔に関わる。おれはたった一杯しか飲まなかったから一銭五厘しか払わしちゃない。然し一銭だろうが五厘だろうが、詐欺師の恩になっては、死ぬまで心持ちがよくない。あした学校へ行ったら、一銭五厘返して置こう。P71

と翌朝山嵐の机に一悶着しながら一銭五厘返す。
 しかし、山嵐も机に置いたままそれを引っ込めない。

 それから一寸たつと、結局山嵐はいい奴みたいだ。と、改めて再認識し一銭五厘を、坊っちゃんは回収する。

うん、おれは君に奢られるのが、いやだったから、是非返す積りでいたが、その後段々考えてみると、やっぱり奢って貰う方がいい様だから引き込ますんだ。

 モノやお金の貸し借りは、ちょっとくらいはある方がいい。その感覚っていいなぁと思う。
 実際銀行との取引でも、ちょっとくらいは貸し借りを作っておくのがコツの様だ。

 坊っちゃんの、馬鹿な素直さは大変にかっちょいい。

 そんなことを書きながら・・・政治家の「御坊っちゃん」の皆様はどうにかならんのかと思わずには・・・。最近は、麻生太郎とか鳩山邦夫とかいう、哲学もクソもなさそうな「御坊っちゃん」の顔を見るだけで、気分が悪くなる。
 金貰ってるんだから少しはまじめに考えろや(あっ・・・こいつら金には困ってないんだ・・・。)。国民の方ばかり見てヘラヘラしてんじゃねーよ。
 河野太郎、石破茂、小沢一郎、与謝野馨、政策はわからんが、政治家としての君らは大好きだ!頑張れー!収入増えたら献金するでな!

 思慮に欠ける発言でしたら、後日侘びさせて頂きます。

追伸:与謝野馨氏のページ、さすがパソコンに詳しいだけあってソースが結構綺麗!