『パコと魔法の絵本』関口尚

日本で最高にかっこいい男「奥田民生」
を日本で最高にダメな感じでグダグダ聞いていたら勉強し損ねた
さすらおう(何がだ)

ついでに書評を一個片づけよう

 この本は「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔神」後藤ひろひと の脚本を元に小説化したものらしい。

 森の中の病院でのお話。
 元カリスマ経営者で偏屈でプライドを捨てきれない大貫というじじい。そこに入院している一日しか記憶が持たないという、どこかで聞いたことがある様な障害を持ったパコという少女。この2人を中心に繰り広げられる物語。
 ちょー単純でストーリー自体に意外な展開は全くない。大貫がパコのおかげで心やさしいじじいになっていく。
 一つ面白いのは、舞台が元だからだろうなぁ。全てのキャラがめちゃんこ鋭い。性格が極端でそれが読んでいて笑える。ツンデレ看護婦。自傷癖のある役者。オカマ等々。

 一つ救いがないなーと思うのが。大貫。経営者として心を鬼にして生きてきた人生を全否定されてしまう。うーん。まあ「立派な経営者」の様な人ってのは最終的には「人間として」は誰からも慕われることなく死んでいく。
 それも一つの目をそらすことのできな現実かもしれないけど・・・。

 転じて日本では、郵政の西川社長みてると思う。彼は日本のために頑張ろうとしているに違いない。でも、日本ではなく西川氏にとってはどうなんだろうと・・・。あの年になると別の価値観があるのだろうか。それとももはや意地は捨てきれないのか。
 パコとかんけーねーことになったな。

んじゃ。会社いってきまふ。

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