ものづくりが変わる?⇒『MAKERS』クリス・アンダーソン

 3Dプリンターの話がちょいちょいでるので勉強がてら。
 と思ったのだけど、まず
 ちょっとwikipediaのこの文章に笑いつつ。

このような論争にも関わらず、『Free』の印刷版はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストの12位でデビューした。一方、無料のデジタル版は300,000近くダウンロードされ、本書の提唱するフリーミアムに信憑性を与えるものとなった。

 Freeという本を出して、その本自体がFreeを否定してしまったと。まあなんでも複雑な条件があって初めて成り立つことやね。

 とりあえず、3Dプリンターを持っていると、設計図を入力するだけで、うい~んと機械が動いて3Dの物質を作り出すことが出来る。と。
 このムーブメントには3つの特徴がある(P32)

    • デスクトップのデジタル工作機械を使って、モノをデザインし、試作すること(デジタルDIY)。
      それらのデザインをオンラインのコミュニティで当たり前に共有し、仲間と協力すること。
      デザインファイルが標準化されたこと。おかげでだれでも自分のデザインを製造業者に送り、欲しい数だけ作ってもらうことができる。また自宅でも、家庭用のツールで手軽に製造できる。これが、発案から企業への道なりを劇的に縮めた。まさに、ソフトウェア、情報、コンテンツの分野でウェブが果たしたのと同じことがここで起きている。
  •  印刷機の発明とかそっちではなく、ソフトウエアのオープンソースとかそっちやと。

     あとは、著者お得意のロングテール(P113)

     高品質な品物を少量だけ生産し、手頃な価格でそれを販売できるようになれば、経済は破壊的な影響を受ける。そしてここに、アメリカの製造業の未来がある。
     3D印刷のようなコンピュータ化されたもの作りのプロセスは、コストをかけずに複雑さと品質を実現してくれる…これまでの紙のプリンタは、ただの円もモナ・リザも、同じく簡単に印刷できた。3Dプリンタにも同じことがいえる。

     未来の話としては面白い気がする。少量生産というのがポイントかも。

     いや、非常にクリエイターになりやすい、しかも起業家としてもやりやすい時代になったということは、しっかり意識したいね。

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