大盈(たいえい)は沖(むな)しきが若く、その用は窮(きわ)まらず。

 伊藤若冲の名前の由来は、この老子45章のこの「大盈若沖、其用不窮。」というフレーズなのだそうで。
「大盈」・・・満ち足りている
「沖」・・・空っぽ(岸から離れている、とか、何も無い原っぱとか、そーいうのを指すらしい)
「不窮」・・・不足することが無い

 で、
「本当に満ち足りているものは空っぽのように見えるが、中身が尽きることが無い。」
みたいな訳になるようで。

 30終盤の若冲が、さあ画家デビューするがときに、京都相国寺の大典和尚が付けたのだと。(多分w)
 若冲は、遊びも勉強もせず、動植物を愛するじみーな、おさっさんだったようで。しかも30終盤でのデビュー。中々粋な名前やなあと。しみじみおもってみたのですが。

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