Monthly Archives: 2月 2010

仕事で見た生保(悪い方) part1

このブログを見ているであろう人に保険屋さんもいるので、反論・意見よろしく。

2点、最近生保について結構現実を目の当たりにした。
1点目は全般に言える話。
2点目は特に法人に言える話。

長くなってきたので1点目だけで。

●1点目:生命保険が破綻しても90%が保全される。
 これは生保屋さんが悪い話じゃなくて、理解していない私が悪い話。

 何がびっくりしたって、破綻した保険会社の生存保険金が50%減額される例があるという事だ。
 90%は補償されると聞いたので、てっきり10%しか減らないのだと思っていたのに・・・
 そんなん知っていたよ。と言う人は閉じちゃってくださいな。

 保険というのは、「何かあった時に。」というだけでなく、貯蓄代わりや、老後の年金積立や、子どもの学資のためや、いろんな形で生活を守るために契約される。中には「政府の年金なんて信用できない。全部保険会社に任せる」というような人もいる。法人にあっては、退職金の積立金や、やはり万が一の時従業員の雇用を守るために積み立てられていたりする。

 そんな中、2008年10月10日大和生命保険が破綻した。
 私の働いている小さな事務所でも億単位の契約をしている会社もあった。当時結構驚いた覚えがある。
 当時の資料を見てみると、この会社の健全度が解るというソルベンシー・マージン比率は555.4%超(2007年3月)。この比率が200%を超えていると安全な保険会社だそうだ。その前数年も500%超で推移している。健全な会社が潰れたらしい。

 その大和生命の破綻から約1年がたち、大和生命の処理が決定したようだ。
うちの事務所に「こんだけ保険減らさせて頂きます」ってな書類が届いていた。
 その減額割合をみて、相当びびったのである。
1本目:生存保険金51%減
2本目:生存保険金22%減

 というものだった。90%補償じゃないのかよ!と思ってしまった。
 お客様から送られてきたFAXには、元のFAXに自分で計算したであろう削減割合が記載されているだけで、何のコメントも無かった。妙な威圧感を感じた。
 一人の人はなんた半分以下になってしまうのである。シカゴ旅行でよく耳にした「ヲーマイゴッド!」である。

 詳しい説明は私の知識ではできないけど、90%補償というのは、「現在」の積立分を90%補償してくれるだけのようだ。まあ言われてみれば当たり前っちゃ当たり前か。
だから、「未来」の受取額である生存保険金等は補償外であり、複雑な計算を経て50%にもなり得ると言うことだと思う。(現在減額して、今度も利率下げて、複利計算すればそりゃあ減るだろう。特に今後の払い込み期間が長いほど減額がキツイ。)
 現在のものを補償して貰えたって、積立保険を途中で解約すれば破綻しなくたって損失。「ああ普通預金にしとけばよかった」となるだろう。
 かといって続けて払い込んだって、大損。

 保険会社は潰れたら、目も当てられない。というのが今回の感想です。
銀行だとペイオフに備えて口座残高を1000万円以下にするようなお客さんも多いけど。保険に対してはあまりにも無防備だという感じがする。
 前述しているように、大和生命は「健全」だったわけで。少なくとも保険屋は「我が社は健全です」と言うだろう。ましてや10年20年お世話になる保険のこと。10年20年後「破綻しない会社」を選べる人はこの国におるまい。

 今までは、貯蓄が苦手な人については積み立て保険でもいいのかな。と思っていたけど。
 今回のことで私には積立保険型の保険は絶対に販売できないなぁ。メリット0とは言わないけど、銀行の積立預金のが100倍マシな気がする。
 ちなみに、純粋な掛け捨て型の保険は大事だと思う。わしも入らねば。

参考
大和生命平成19年決算書
生命保険文化センター「Q.生命保険会社が破綻した場合、契約はどうなるの?」
YOMIURI ONLINE「保有証券 価値急落 114億円債務超過」

in Chicago part 2

初めての海外で一番驚いたのは「目をそらされない」こと。

お店の人なら「how are you」、
エレベーターにのれば「(夕方くらいに)朝ご飯食べなきゃ、今何時?」
とか言いながら、軽い笑いを取る少年がいたり。(英語だったので訳怪しい…)

どこに行ってもひっじょーに心地よかった。
その裏として、そんな周りが軽いコミュニケーション取ってる中で
英語がしゃべれない自分が心底悔しかったなぁ。

Jazz Restaurantにて

この人達も、Jazzを聞きながらまったりご飯を食べていたら話しかけてきた。
かなり日本が好きな様で、大塚愛が好きだとか、明治のチョコレート好きだとか
日本に来たことが無いという割にひっじょーに詳しい。
(私に会ったことがない人のために付け加えると、私は右の可愛い女の子です(ニヤリ))
ちなみに真ん中の人は、ご飯食べてると想ったら、おもむろに舞台に上がって
ちょーかっこいいベースを弾いていました。マジ惚れる。

他にもUtadaライブの帰りに少しだけ黒人さんとも絡んだし、
ご飯を食べたり買い物に行ったりする中で色んな人種の人と絡んできた。
さすが人種のるつぼ。

シカゴ大学の学食。奥の人出られるのか?

ただし、もちろん治安的な怖さはあるし、
地下鉄やバスなんかはそんなにフレンドリーでもなかった。
黒い面というのは今回の数日では殆ど見えなかったけど、
一歩町を踏み出すだけで、強面の物乞いはたしかにいたし、
その人達が拳銃を普通に持っているという事実は
かなり怖い。
あと、何となく徴兵制というのもこの強そうな人達の原因なのだろうか?

そういう良さと怖さもひっくるめて、
もし今後海外旅行に行くとしたら、
「人」目当てであることは間違いない。

[重要]1/30-2/5にかけてこのブログを開いた方へ

出国中このブログがトロイの木馬にかかっていたようです。
1/30~2/5 にかけてこのブログにアクセスした方は、「JS/Wonka」というトロイの木馬に感染している可能性があります。必要な対策をお願い致します。m(__)m

Utada in Chicago “Utada In the Flesh 2010″ part 1

 ChicagoにUtadaの声を聞きに行ってきました。

Chicagoで最も高い建物WillisTowerより

 2006年に日本で宇多田ヒカルの声を聞き、大きな影響を受けた。その時の情動のまま大学を休学し税理士試験を目指すことになった。
 そして今回のライブでも同じように大きな影響を受けた。仮に、今回日本でのライブだったら前回ほどの感動は無かっただろうなぁ。最終日のメインディッシュであるUtadaライブは、Chicagoという壮大な前菜の力を受けて、予想通り予想外な感動を与えてくれたのだった。

夜になるとこれが摩天楼になるのだ!

 4年分の涙を流してきたよ。

 つづく?