よしもとばなな原作の映画「アルゼンチンババア」
地元にもいたなぁ笛吹じじいってのが。山でいっつも叫んでいた。
今思えば、同じ人間だったんだよね。あのころは人間じゃない(同じ生き物じゃない)と思っていたよね。話したりするとどんなことをしゃべってくれたんだろーか。
この映画は、お母さんが死ぬところから始まる。
お母さんが死んでしまい、父が失踪。かと思いきや、父は町の片隅の汚い家に住むアルゼンチンババアと一緒に暮らしていた。
父もいないので娘は一人で葬式をし、叔母(父の妹)の元で暮らす。
そして、もちろん娘や叔母は父をアルゼンチンババアの元から家へ帰そうとするのだが・・・。
ってな感じ。
娘役の堀北真希がめちゃめちゃ可愛い。アルゼンチンババアの鈴木京香さんもめちゃめちゃめちゃめちゃ素敵。ここでも出たか岸辺一徳。音楽もかっちょよい。
映像としてあんまりアルゼンチンババアは出てこないけど。それでもやっぱり一番インパクトあって。価値観がしっかりしているのがかっこいい。
父の、妻の死を受け入れられない情けない姿、も人間らしくてほっとする。
オチも大変に美しい。原作さっそく買おう。
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