今更ながら魔女の宅急便見ましたよ。
こんな最初から最後までまじめに見るのは初めて。大体親からの「風呂に入れ」とか「宿題やれ」とかの声で中断するのがいつもであります。
こうして、魔女の宅急便を好きな時に見れるのも、GEOの100円セールのおかげ。本当に感謝。ジブリ映画も色々借りて見てみよう。
今更ながら、一応ネタバレ有りと書いておきます。まあみんな見てるからいいよね。
映画の感想
今更ながら、いろんな観点で作られていることを感じ、そしてただ純粋に物語の参加者の一人として感動した。
飛行船から落ちそうになっているとんぼを助けるシーン。映画としてはありきたりなシーンではないですか。しかし、完全にキキに感情移入してしまっているこっちとしては、そりゃあもう涙なしでは!見られないですな。
少し年取ったかな?
キキのサポート役として、ジジの程よい存在感。あーいう親友いいよなぁ。でもその親友も、お互いが結婚したりしていくなかで、接する時間は短くなったり。切ない、切ないけれどお互いが少しずつ進んでいくなかで必要な過程。
いい年をしたおっさんとしては、パン屋のおかみさんから、とんぼに宛てた手紙の内容なんかは気になるところ。きっと優しい心遣いに溢れているんだろう。にくいよねぇ。
最近自分なりに面白いと思うものは「どんな脇役でも一人一人をちゃんと描いている」。これがポイントに為ってきている。
この「魔女の宅急便」ではまさに、ジジ、警官からお父さんからタダデッキブラシを貸しただけのおっさん、ちょい役の犬まで、みんなきちんと人物像が描かれている。絵描きの血。魔女の血。パン屋の血。それをもてあましながらも生きていく人たち。
ちなみにかなり心惹かれたのは、ニシンパイを焼いてくれたおばあちゃんの、お手伝いさんのおばちゃん。
全ての人が自分のように生きている。みんな迷い、みんな苦しんでいる。それを意識するだけでも生きていくのは随分楽になる。
丁寧に全ての人物を描いている映画は、メッセージこそわかりにくくなったりするけど、世の中単純じゃないことを感じ、そして優しい気持ちになれる。よしもとばななの小説もそうだな。今読んでいる井伏鱒二もそんな感じ。
疲れたら、少しいい小説や映画を見ましょう。
ほんとイイ映画なので、中古品買おうかなと思っても、結構高いのね(汗)
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おばあさん・・・
どうして、パイにニシンを入れちゃったの・・・?
おいしいのだろうか・・・
と、思いました。
うまいにきまってんよねー♪
すっかり承認し忘れてた