『焼却炉行き赤ん坊』西村賢太

 西村賢太、エライ作家さんですねえ。
 ちょっと外出中に暇な時間ができて、熟考もせずに買ったんだけど。うむ。

それまでは父が単なる強盗事件を起こしたと聞かされていたが、町田市立中学校3年の時、父が起こした事件が性犯罪だったことを知り、その衝撃で2学期頃から不登校となる。卒業後は進学せず、家を出て東京鶯谷の家賃8000円のアパートに下宿。やがて、家賃を4ヶ月滞納したまま1年半で鶯谷のアパートから強制退去処分を受け、飯田橋、横浜市戸部町、豊島区要町、板橋などでトイレや風呂のない一間のアパートに住み、家賃滞納と強制退去を繰り返す。

 wikiより引用。こういう人らしい。『焼却炉行き赤ん坊』『小銭をかぞえる』の私小説らしい。女性が気持ちよく読むことは難しい気がする。女を殴り、女の親からも金を巻き上げる、友人はすべて金を借りる対象。
 なんかね、作者の気持ちを考えると、中なか悔しいモノがあるね。にやにやしながら「俺みたいな駄目な男みて自分を慰めたいんだろう?」ってな事を言われているような。このおっさんの場合、金目的の発刊だろうとか考えてしまいますわ。

 そして、結局この小説見て溜飲おろしてたりするわけだけど。

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