Monthly Archives: 3月 2009

『NANA2』大谷健太郎

NANA2」を見た。古いので主観入れまくりで感想。

 「NANA」は映画館で見たことがある。
 その当時すでにテレビはなく、NANAがどんな映画か全く知らずに、男一人映画館に突入し、場違いさを激しく感じた・・・。楽しかった覚えはあるんだけどね。

 で、NANA2。女性の友情を描いた映画だね。恋愛物で無かったのはえかったね。
 ただし女性の友情というのを見て特別に何も感じられなかったわけで・・・。女性はこーいう友情に憧れるのかねぇ。

こーいう:私の汚い部分を全て知った上で、それでも友達でいてね

みたいな。
 別に人間だから都合の良いことを考えるのはいいんだけど。わざわざ映画で見せられても・・・。

 NANAの時は中島美嘉の歌でジーンと来た覚えがあるけど。あれは映画館だったからかな。

 ネット上での評判をみていると、そんなに酷評で無いことと

今作はところどころで説明不足や原作を知らないと意味が伝わり難い部分が多かったり、クオリティ自体は前作に遥かに劣ると言わざるを得ない。

と言う文章を見つけた。ちゃんと、見ればいろんなメッセージが含まれているのでしょう。

『手にとるように日本史がわかる本』岸 祐二

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があるけれども、私はどうも昔から歴史というのが大変に苦手で・・・。
 ところが最近、篤姫にはまったおかげで、篤姫の生きる時代を理解したいと思うにいたった。そして、遠方にサイクリングした帰りBookOffに立ち寄り「手にとるように日本史がわかる本」(岸 祐二)という本を買って帰った。

 この本は、世界の端っこの島国に日本人となる人達が入ってきたところから、地下鉄サリン事件に至るまでたった289ページにまとめられた大作。中学高校では苦行以外の何者でもなかった歴史も、年号など関係なく大まかにでも全体を通して読むと面白いねぇ。

 特に、現代とのつながりなんかが見えてくると、あるいは、自分の知ってる歴史上の人物が出てくると面白い。
 例えば、「侘び茶」(茶の湯の元だとか)「立花」(生け花)「書院造り」「狂言」「浄瑠璃」なんかの元となった「東山文化」についてなんてのは面白かった

 応仁の乱に至る政治的混乱や、妻・日野富子との確執に嫌気が差した将軍義政は、乱の最中である1473年、息子の義尚に将軍職を譲り東山の山荘に隠棲します。(中略)
 義政は東山を芸術家たちに解放し彼らを保護したため、(中略)「東山文化」が花開きます。

 こーわがままな脳天気な将軍様のおかげで、文化や芸術が発展したというのは面白いなぁ。混乱真っ盛りに辞めるってどこぞの国の首相みたいだ。だはは。下手に政治に関わらず隠居して、芸術に力を入れるというのはいかがですかねぇ。
 ちなみに、松尾芭蕉(奥の細道)井原西鶴(日本初の職業作家?)なんかの「元禄文化」は、徳川綱吉(五代将軍)の時代だったらしい。混乱している時に芸術が発展するというのは偶然かな?
(元禄文化については、この本では経済が発展して、富裕層が出てきたことが原因だ。みたいな感じで書いてある。)

 他にも、今の政治に重ね合わせられるような時代とか。色々あって面白い。
 そして、歴史を知ると「現状」をもうちょっと遠い視点から見れるようになるかなぁーってところがある。「現在」ってのは歴史の流の中ではあるわけでね。

 後には「徳川幕府」の本と「世界史」の本が控えております。とりあえず一本の歴史をたどたどしくもたどったので、これから面にして行かねば。

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 ところで、とりあえず背景の優しいデザインを探そうと思ったんだけど。今やタダでプロ同然の人が作ったデザインでホームページを作れるんだから時代は変わったねー。なんてふと。
 昔はデザイナーのホームページから、原型を無くしつつ、しかしデザインを活かしつつ、色合いを似せたりして頑張って作ったもんだ。

転々

 転々という映画を見た。しっかし最近の映画のサイトは重いねぇ・・・。動画入れすぎよ。

 この映画はこんな話。

 主人公の文哉君(オダギリジョー)は大学8年生の法学部。その文哉は借金を84万しており、借金取り福原に「体でも売るか?」と提案される状態。
 そんななか福原が「借金返す方法が見つかったよ」と東京散歩を提案してくる。東京を福原について歩くだけで100万円貰えるというのだ。
 そこから、ほのぼのストーリーが始まる。

 もうちょっと書いてもいい気がするけど、これくらいにしておこう。面白い。

 それぞれの登場人物に不幸があり、それが笑える。でも決して下品でない。人が自分の不幸と向き合っている姿というのは滑稽だけど、でも感じる物があるよね。
 出演者は例外なく全員濃いので(岸辺一徳は特に最高)、タダの散歩なのに飽きることなく
しめること間違いなし。

散歩中の点々だけど文句あっか

散歩中の点々だけど文句あっか