『ゴールデンスランバー 』伊坂幸太郎

主人公はお碗に米粒を残す
この設定が生理的に受け入れられなかった

読み心地はゲームのようで疾走感がある
最後まで飽きずに突っ走れる
しかしその弊害か
各人物が話のコマでしかなく
多重人格者かと疑うシーンが多々ある

読み終えた所で
米粒を残すお前もいい奴じゃん
そう思えたら良い小説だったろうに

人物に愛がない小説は
ダメだ
(百五十字)

これは勧められて読んだ
勧めた理由は非常によく分かる
面白いのは本当に面白い

社会批判や思想なんかも色々盛り込んでるし
「殺人はいいが痴漢は許さない」
そんな思想も結構好きだ
ただ、痴漢には劣るが
米粒を理由もなく残す奴もねえ・・・。

この作家の本は
当分読まない

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