街頭演説会の動画が公開されていますね。
総理になる覚悟のある5人が10分ほど喋っております。
かなり皆さん熱く、そして結構わかりやすく語っているのにびっくりしました。日本には今ろくな政治家がいない。みたいな話をたまーに聞きますが。少なくとも、この5人の演説を聴いて、「なかなか面白いなぁ」と。
あと、各人にコメントをつけてみる。
●石原 伸晃 候補
5人の中で一番練習している感じ。かなり熱い!
はじめに、福田総理の辞任や自民党の姿勢について謝罪。ただ、具体的に何を悪いと思って謝っているのか・・・。
一番強調しているのは格差問題だろうか。
「マネーゲームにうつつを抜かして、いる人々だけが札束を手に入れることが出来る」
「市場原理主義。これを是とする人たちだけの決定で経済が運営される今の仕組みというものは、やはり少しおかしいんじゃないか」
市場原理主義。というのをどういう意味合いで使っているか解らないけど。市場原理主義を否定するのは資本主義を否定するようなモノだし。中途半端に否定すると、また競争力の弱い国のままではないのかなぁと・・・。
マネーゲーム。ってちょっと笑った。
●小池 百合子 候補
つまりまくり。どうしたアナウンサー!
はじめに、自民党の総裁選と比較して民主党を批判。
世界が激動しているなかで、日本が忘れ去られけている。このままじゃまずいので、改革しなきゃいけない!とのこと。全くそうですねぇ。
次に環境問題。「どこまでが人為的か?科学的ではない。地球温暖化については今もそう言われております。しかし『どこかおかしい』とそれを一番知っておられるのは皆様であります。」
この辺は理屈にとらわれないのは女性だなぁ。と思う。大事だとは思うけど、やっぱりちょっと苦手だなぁ・・・。
そして、環境問題からエネルギー問題につなげてくる。
●麻生 太郎 候補
あんまり切れが良くない。気がしたなぁ。
「二つの不安、一つの不満」があると開始。キーワードの使い方はやっぱり上手い。
ちなみに、
・先行きに対する不安
・経済・景気に対する不安
・政治に対する不満
こうらしい。
麻生さんとしては、まずは不景気をどうにかしたいらしい。
新しい技術にもっと優遇してやろう。そして自信を持とう!と
内容云々はともかく。政治家が夢や希望や自信を持つことを推奨してくれることがやっぱりありがたいと思うし重要だと思う。
オリンピックを最後に招致したい。という話も。金がかかろうがわしも一番重要なのは夢や希望や自信だと思うべ!
●石破 茂 候補
はじめに、鳥取から東京に出てきたことをまったりと語る。
見た目の怖さをどうにかしたいのかもねぇ。忠犬ハチ公のように国民に仕えたい。というのは、ちょっと大げさじゃないかと、残念。
そして、序盤で総理に対する敬意を示した。その上で失った信頼を取り戻すことの大変さも理解している。といった話。
政治家も福田総理を敵とするか、あるいは避ける中で、きちんと努力を認めている点は、人間の大きさを感じました。
でもって、防衛の問題へ。テロと戦う必要性。これを改めて問いかけている。
このあたりは、小泉さんと同じように「一つの論点」に絞り込み、徹底的に解決しようという意思が感じられめちゃめちゃ心強い。
演説に一番「思い」が感じられたのは石破さんだったなぁ。
後半、やっぱり顔怖かったけど・・・。
●与謝野 馨 候補
はじめに、政治の目的は「国民の生活を守り、国民の安全を確かなモノにするためにある。そのために社会を支え、国を支える」と発言。
現在の経済への処方箋はいくらでもある。10年後20年後が大変なんだ!と言うことを主張。
豊かさが必要。別に贅沢をするためでなく、少子高齢化という前代未聞の世界になるにあたって、必要なんだ!
とてもわかりやすい。そしてめちゃめちゃ考え尽くされているであろう言葉に心打たれた。
結党以来責任政党として頑張ってきた。みたいなのは、「ちょっとは反省しろよ!」と思わずつっこんでしまった。
●●まとめ●●
単純に好きなのは石破さんと与謝野さん。丁度今の日本には希望をもたらしてくれる麻生さんが良い気もする。
できれば石破さんになってもらい、すべき議論をきちんと出来る国になってほしいなぁと思うのでした。
税理士に私がなるなら。少なくとも政治にはちゃんと興味をもたないとなぁ。