人間には不幸か、貧乏か、勇気が必要だ。
でないと 人間はすぐに思いあがる。 = ツルゲーネフ

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2008年10月 8日

他人を理解する思考実験

 日本の株価が大暴落している頃、また、ノーベル賞の日本人大量受賞で盛り上がっている頃。いくつかの言葉に激昂していた。

 ある人はこう言う

私は言われたことだけをします。それでどうなろうが私には関係ありません。

 またある人はこう言う
客のためには●●したほうがええのはわかっとる。でも手間かかるやろ?(だから私はやらない)

 こんな言葉を日々浴びせられ、丁度一年が経過。

 ちくちくちくちく、時に無思慮に責める私の言葉により少しは思う方向にきてるなかなぁとは思うけど・・・一年たって、はっきり言って我慢の限界。血には頭に上り、耳にはいる言葉が全てネガティブワードに聞こえ、頭の中では他人を罵倒しまくり、調子の悪いパソコンにイライラし、足でなんか蹴ったりしながら。無口に仕事をこなしておりました。


 しかし、我慢の限界。ということは、私が正義であり、相手が悪であると思い上がっているという証拠でもあるわけで。ここはツルゲーネフ氏の教えを思い出し。勇気をもって冷静に相手の立場を理解してみようと思うのです。
(仕事関係の人はみていないと思うけど、見たとしても見なかったふりしてください(苦笑))



「私は言われたことだけをします。それでどうなろうが私には関係ありません。」

 まず、私の立場からしてみれば、あり得ない言葉に見える。
 この言葉を実行するデメリットは
★言われたことだけをするなら、まったく成長につながらない。
★頼まれた人に評価されない。
★無思考によって、組織が損害を負う可能性がある(最終的には自分にもふりかかる)
★思考することによって、組織がより大きな利益を得る可能性がある。
★ってかつまらんじゃん

 しかし当然メリットもある
◆考えることは時間を浪費する
◆自分でした行動には、特に責任(あとで責められる可能性)がある。逆に言えば、言われたことをやる限り責任逃れが出来る。
◆人間関係に波風が立たない

 こうして書き出してみると明らかになる。
 稼ぎなどを積極的に増やそうとする時にはこの言葉はありえないように思われる。
 ただし、そういう必要がなかったり。あるいは、その頼まれた上司がしょぼかったり。するなら、この言葉を使いたくもなるだろう。(組織が負う損失。というのがどれだけ大きいかにも寄る気がする。)
 むしろ、冷静なれば自分も言わないまでも、そう思っていることがある・・・。

 ちなみに、この言葉を使うのは、女性陣。夫がおり稼ぎもさして重要じゃなさそうではある。今組織が潰れても、ぜんぜん苦じゃなさそうだ。
 よく眺めれば、人にこの言葉を使いにくい状況。というのは作れる気がしてきた。


「客のためには●●したほうがええのはわかっとる。でも手間かかるやろ?(だから私はやらない)」

 同じくデメリットから
★まったく成長につながらない。
★より良い方法がある。しかしそれをやらない。というのは、純粋に客に逃げられる可能性がある。

 メリットは
◆時間・手間を省ける(勉強時間・実行時間ともに)

 このメリットは大分奥が深いと思う。
 新しい手法に手を出そうとして、かかる労力というのは半端ない。いろいろな事例と比べて最前の策を選ぶ必要がある。
 変えなければ「知らなかった」で済むかもしれないが、変えようとすれば「あ、他に良い方法があったんですね」じゃ済まない。

 この言葉を使うのは、やはり収入にそこまで気を遣う必要のない(独身であったり、引退に近い年齢であったり)男性陣。
 これについては、情報化社会を少々なめている気がする。昔はあまり情報が無く専門家に一任だったかもしれないけれど。今は素人だって結構情報を簡単に集められる時代。
 その中にあって、「客に逃げられる」というのは大きい可能性だと思う。

 こちらの問題に関しては少々頭が痛いなぁ。


 もう一つありえない言葉があるけど。この場で書くにはいろいろ問題がありそうなので、省略。
 ただ、やっぱりサラリーマンってのになると、組織の利益を重視する姿勢(経営者的な視点?)よりも、直感的な自己の利益を重視する姿勢に傾く傾向にならざるおえないのかなぁ。という気はしてきた。
 いくら頑張ったところで、給料は大きく伸びるわけじゃないし。

 ただ、経営者的な視点に立ってもらう。という以外に、相手の視点に立つことでもっと根本的な解決法は探れるんではないかとも思った。


 よし!落ち着いた。

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