人間には不幸か、貧乏か、勇気が必要だ。
でないと 人間はすぐに思いあがる。 = ツルゲーネフ

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2008年1月22日

眠り姫

 久しぶりの映画館。

 そいつは呼吸をしていた。ひょろっとしたその風貌ではあったけど、確かに生きてはいるようだ。一定のリズムで上下し、時に疲れたように動きが止まる。
 目の前にあったのは、禿げた頭に根を下ろす一本の髪の毛。波平の髪の毛そのものだった。

 そのおじさんに生えた髪の毛なのか、その髪の毛に生えたおじさんなのか・・・。
 髪の毛が呼吸する姿に目がいって吹き出しそうでたまらなかった。


 とまぁ、映画館に行って映画を見てきました。(前置きの文章は映画の内容とは全く関係ありません)
 「眠り姫(公式ページへリンク)」と言う映画。
 

この映画が写し出すのは、ありふれた日常の、ありえない光景。そこには人が、ほとんど姿を見せないのだ。誰もいないのに、気配だけあり、声がさざめく。

 と公式サイトにも書いてあるように、人物はほとんど出てこない。例えば、喫茶店で話をしているのに、画面に映っているのは誰もいない喫茶店。でも、確かに小説ではない。

 一緒に行った友達の評価は「ダメ」。私の評価は「めちゃヨイ」。
 ただ、その後その映画の解釈というか感想をめぐって面白い話はいっぱいできた。

 映画については、紹介はすれどもお勧めはしない。私は途中から禿げたおじさんは目に入らなくなるくらい映画にのめり込んでいた。けど、ちょっと頭に思い浮かべてみる数人の友人達は少なくとも嫌いだろうなぁ。


 久しぶりに映画にはまりそう。しかも映画館で見たい。
 面白そうなのあったら教えて下さいー。行きましょう。眠り姫の時もそうだったけど、平日夜でも全然OKよ。

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