人間には不幸か、貧乏か、勇気が必要だ。
でないと 人間はすぐに思いあがる。 = ツルゲーネフ

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2007年12月 9日

血い花(あかいはな)

血(あか)い花 (集英社文庫)』 - 室井 佑月

 冷蔵庫から鯛を出してまな板にのせる。包丁の刃を当てて鱗を取る。鰓とかまの間に刃を入れて肛門に向かって腹を裂く。内臓を取り出してなかを洗う。両手を重ねて力を込めて、頭を落とす。尻尾も落とす。身を中身から離す。

 接続語もなく、短い文を列挙されると、スピード感と無表情な感じが伝わってきて怖いよね。対極にあるのが、ゆったりした時間と、豊かな喜怒哀楽か。
 笑わない人や妙に効率の良い人を見て「ロボットみたい」と思うのもそんな感じだねぇ。

 なるほど。『ロボットみたいな小説』というのは、言いえて妙かもしれないなぁ。

 冬の寒い日、冷たい手で自分のお腹を触って「っつめてぇーーーーーーーー」というような快感があるね、この小説には。(どんなやねん)
 まっ手が冷たいのは、本当に大事な部分を冷まさないためだからねぇ。冷たいのも自分。暖かいのも自分。


 こーいう文章って、他人が読むとめっちゃ読みにくいよね。申し訳ない。

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