人間には不幸か、貧乏か、勇気が必要だ。
でないと 人間はすぐに思いあがる。 = ツルゲーネフ

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2007年8月19日

なぜウェブは資本主義を超えるのか

ITpro yori なぜウェブは資本主義を超えるのか

 これが面白かった。

 もう一つ,私がこの本の中で予想したことがあります。情報の少ない世界では,情報が希少であるために情報に価格がつく。しかし情報が溢れるように提供された時,相対的に希少になるのは何か。経営学者ハーバート・サイモンは,それは情報が消費するもの,すなわち「人間の関心」だといいました。関心を集めるものに値段がつくようになります。Googleの検索広告はその典型です。世の中に何十億もページがある中で,自分のページを見てもらうために1クリックいくらで費用を払う。

 「人間の関心」を仕入れることが出来れば高く売れる。

 昔の広告は,多くの人に同じものを見せて,石鹸なら石鹸という商品を買わせるための「プッシュ型」だった。検索広告は,消費者が必要な商品をさがすという「プル型」です。Googleの村上社長は,この変化をattentionからintentionへと表現していますが,そんなことが大きなビジネスになるとは誰も予想していなかった。

 旧来も含めて広告産業は全部「人間の関心」を売っていたには違いない。それが、現在になって変化してきているのは「人間の関心」がattention(受動的なイメージかな?)なものからintention(能動的なイメージかな?)なものに変わりつつある。
 これはHotpepparなんかも、intentionの例になるかも。Hotpepparを見る人は、直接お店(広告)を見るためにその本を手に取る。脇に飾ってある広告とは大分違う。そう言う意味では新聞にお金を払って「記事」を書いてもらうビジネスもintentionかもしれない。そっちのほうが効果(見た人が行動する確率)が出やすいよな。


 上記とは全く関係なく次の引用

 Wikipediaの創設者ジミー・ウェールズと話した際,彼は日本では匿名IPでの書き込みが多いと言っていました。Wikipediaでは匿名での書き込みも許されていますが,それは本来例外的なものです。しかし日本では匿名IPが圧倒的に多い。なぜ多いのか,ウェールズ氏は2ちゃんねるの影響だろうと言っていました。日本のネットユーザーは2ちゃんねるに慣れているせいで,他人を誹謗中傷する心理的コストが非常に低い。

  匿名の誹謗中傷が多いことの弊害は,非難されることに嫌気がさして専門家が書かなくなることです。その結果,日本のブログには,プロフェッショナルな情報源が数えるほどしかない。こうした匿名の投稿を禁止しようと思えば,韓国のように住民番号を登録しないと投稿できないように法律で規制するしかありませんが,日本では合意を得られないでしょう。自由の過剰な世界で,価値のある情報だけを提供して時間を節約してくれるサービスが,今後のWebサービスとして重要ですね。

 『匿名IPが圧倒的に多い→ 誹謗中傷が多い』という所には論理の飛躍があるけど、まあいいや。
 結局、昔で言うリンク集なり、超高精度な検索エンジンがあればよい。という結論になっちゃうよなと。今ブログとかWikiとかでは、情報のパクリとかがめちゃ多い。元の情報を「表現だけ変えて発信する」そんな状況がとても多い。でもって質の悪い情報が増える。
 普通に考えれば他の人がまとめた情報を、大して変更しないくせに載せ直す必要はないし、リンクを張れば終わり。しかし、自己のサイトの価値=「自分のサイト上に情報があること」と考えている人が多いっぽい。
 まぁー一部が情報の制度を高めて、他がリンク貼りまくるようになれば、googleが儲かるだけだけど(笑)


 WEBの次の形はなんなのだろうねぇ。少なくとも今までとは全く違う世界が出来てきているという見方は梅田望夫氏とかとも言ってるし。まだまだ面白い現象は起き続けるんだろうなぁ。
 WEBの未来に頭を使わねば。

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