『ノーベル賞の100年』馬場錬成

 ノーベル賞って小さい頃はすっごい賞だと思っていた。しかし、ある程度金銭感覚が身に付いてきて「たった1億ばかししか貰えないの!?」と妙に冷めてしまったもんだ。
 もちろん今では、そこに金じゃないとてつもない価値を見いだすことができる。

 この本の中では、ノーベル賞の根幹とも言える、「自然科学三賞」を受賞してきた科学者を取り上げている。
 「自然科学三賞でたどる科学史」というのが副題だけど、科学史というのは言い過ぎ。科学の世界の全体像がつかめるかと下らぬ欲を抱いたが、アホだった。全部理解したって無理だわな。

湯川秀樹…中間子の存在の予想
朝永振一郎…量子電気力学分野での基礎的研究
江崎玲於奈…半導体におけるトンネル効果の実験的発見
福井謙一…化学反応過程の理論的研究
利根川進…多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明
白川英樹…導電性高分子の発見と発展
野依良治…キラル触媒による不斉合成反応の研究

 この本で触れてあるの日本人はココまで。野依さんは名前が出てくるくらい。
 恥ずかしながら「朝永振一郎・福井謙一・利根川進」このあたりの方々は名前すら怪しい感じでした。しかしながらながら、どの先生も、やっぱり凄い。

 まあ正直この本読むならネットの簡単な技術の概要を読んだ方が楽しいと思うなぁ。できれば論文まで・・・。

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