Daily Archives: 2012 年 4 月 22 日

『世界史』William H. McNeil

 記憶力が悪く何度読んでも頭に入らないのに、それでも気になる歴史(笑)

 ユダヤ教やらヒンズー、仏教の起源とか軽くでも分かると面白いもんですね。
 ユダヤ教が一神教をとる理由は国家が広くなることに対応するため。国家が広いのに多神教では、地域と国とかで矛盾が生じかねない。
 膨大な人が、組織が動くに当たって考えに矛盾を起こさないような、宗教を作るってどんだけ膨大な脳みそを使えばいいのか。。。民法読むだけで寒気がするほど、凄さを感じるのに。
 もちろ少しずつ改良を加え、かつ、ラビの解釈で矛盾を解消したり読み替えちゃったりしているわけだが。でも、2000年以上続く宗教を作り上げた、その時代の偉人達のすごさといったら。

 インドで仏教ができたのに、同じ時期に出来たヒンズー教が広まったのは、仏教は戒律が厳しすぎ、かつ、誕生、死、結婚、成年とか、日常生活に関わる儀式がなかったから。これはなんか、マーケティングの問題っぽいw

 序文でこんな事が書いてある。

本書をまとめる基本的な考えは簡単である。いついかなる時代にあっても、世界の諸文化間の均衡は、人間が他にぬきんでて魅力的で強力な文明を作りあげるのに成功したとき、その文明の中心から発する力によって攪乱される傾向がある、ということだ。(P36)

 愚かかもしれないけれど、一つの公式のようなものを与えてもらえると非常に安心するなあと。

 あとはだらだら復習のために書き綴っているだけなので。お帰りいただいたほうがいいと(笑)
 興味ある方は是非お買い求めくださいー。
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