世のなべての猫好き(※)に捧げされた、夏への扉(Robert Anson Heinlein、1907年7月7日 – 1988年5月8日)読了
コメント欄で教えてもらって、アマゾンから届いた当日、どんなもんかさらっと読み始めただけで止まらなくなった。
主人公(Daniel Boone Davis)の騙されやすく素直すぎる天才技術屋の愛らしい素晴らしいキャラクターと、特に猫好きなわけでもない私ではありますが、その主人公と愛猫ピート(Petronius the Arbiter)との熱い友情関係に、心持ってかれました。
その熱い友情は最初の2ページで説明され尽くされていて、個人的にはこの小説は最初の2ページだけでもいい。(ただそれだと720円+税では購入しないかも知れない)
自分にとって後のページは、友人ピートと困難を乗り越えていく男のハードボイルドSF友情小説として消化しました。小説中盤、ピートと一緒に30年冷凍睡眠する契約をしたにもかかわらず、クソ女の策略でピートを置いて1人30年冷凍睡眠させられてしまったりする。このピートと別れてしまった所からは、ピートの事が心配で心配で、ピートの文字を探す事に熱中するあまりまともに読んでいないんじゃないかと。
少し猫と生活がしたくなってきた。 » Read more…
Daily Archives: 2011 年 5 月 7 日
『夏への扉』Robert Anson Heinlein 訳:福島正実
Posted by やいだ(みむら) on 2011 年 5 月 7 日
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