Daily Archives: 2011 年 4 月 26 日

『365 DAYS』The West Wing/Sixth Season/Episodes12

よーやく重めの仕事が少し片づきました。

今回の話は結構心に響く物があった。
バートレット大統領は2期目7年を勤め上げ、最後の1年にさしかかる。
ホワイトハウススタッフは、それぞれの想う次期大統領候補の選挙運動へとシフト。
自然と、スタッフ同士も微妙な空気へ。
大統領を支えてきた首席補佐官レオは心臓を痛め退職。
大統領自身も抱えていた多発性硬化症を発症し、一時は執務が難しい状況に。
次期大統領という未来在るキーワードの影で、これでもかと現大統領率いる組織の老衰っぷりを描いていく。

そこに一度は倒れたレオが帰ってくる。
みなレオに挨拶しようとするも、忙しさで挨拶もそこそこで立ち去っていく。
結局仕事もなく誰も相手をしてくれない中、
レオは過去の一般教書演説のビデオを見ている。

その老衰のくたばりかけたようなレオが、
スタッフの目を覚まさせていく。
最後に、レオが夜中に官邸にスタッフを呼び出す。
ホワイトボードには「365Days」の文字。
レオがこれを一文字消して「364Days」に書き直す。
そして「That’s how much time we have left.」
 このままありきたりだけど、ホワイトハウスだからこそできることがある、なんかやり残したことはないか?という流れになっていく。
 「忙しさにかまけて、何か大事な事を忘れてはいないか?」そう言わせるために、レオと話す間もないような画の取り方をしていたんだ。ぱっと見レオがホワイトハウスにもう居場所がないんじゃないか?みたいな心配をさせておいて、チクショウにくい演出。

 この話は全体的に落ち着いたトーンで収まっていて、最後のホワイトボードのシーンも特段の盛り上がりを見せるわけでなく終わっていく。この前の話までは次期大統領選だとかなんだとかで、かなりテンションが高かったのだけど、ここにきてコレはいい場面だった。
 こーずっとここまで見てきた気持ちとしては、過去の一般教書演説の言葉だとか、トビーとレオのやりとり、大統領とレオが健康食をまずいまずい言いながら食べているシーンとか、夜に急に呼び出すのなんて定番のGOODシーンですし、ホワイトボードのシーンにジョシュがいないことの寂しさとか、あーたまらん!明日も仕事頑張ろう!