Daily Archives: 2011 年 1 月 8 日

本『児童の世紀』エレン・ケイ

 エレン・ケイ。何回かエレン・ケラーと言ってしまい「それってヘレン・ケラーじゃねーの?」と返されたりしながら、年をまたいでぼちぼち読んでおりました。エレン・ケイは1849年産まれ(スウェーデン)。ヘレン・ケラーは1880年産まれ(アメリカ)。ちょっとは絡んだことがあるかもね。

1900年刊行の著書「児童の世紀」で、20世紀こそは児童の世紀として子どもが幸せに育つことのできる平和な社会を築くべき時代であると主張した。「児童の世紀」は各国語に翻訳されて世界的な注目を集め、教育における児童中心主義運動の一つの発端をつくった。
引用:エレン・ケイJinkawiki

 教育なんて勉強したことがないからだろうけど、かなり新しい視点を取り入れることができた。
 特に「児童のための社会」と言う視点で社会を眺めるとこうなるのか。という事に中なか驚かされながら。これを、児童中心主義というらしい。どちらかというと今の教育は「社会のための児童」と言う視点から語られることが多いような気がする。
 ちなみに、日本のゆとり教育についても一見「児童の世紀」を汲んでいるかなと思いながら読んでいたけど、そういやこんなこと聞いたことあったなと。ゆとり教育をまとめた教育課程審議会会長の三浦朱門氏について

2000年7月、ジャーナリストの斎藤貴男に、新自由主義的な発想から「ゆとり教育」の本旨は“100人に2~3人でもいい、必ずいる筈”のエリートを見つけ伸ばすための「選民教育」であることを明言
引用:三浦朱門/wiki

(ソースがwikiで情けない)
 結局日本の「ゆとり教育」は選民教育だと。まあでも、こういう思想を日本人は実は受け入れているよね。日本人の皆さんが政治や宗教について語るのはタブーと思っているのがその典型だと思う。友人諸氏に政治話を振って苦笑いされるのは結構凹みます。
 また、政治の非難はしつつ改善案は出せない、やれるとも思ってない。それじゃあ、エリートの皆さんの思うつぼですよ…。みんな語らおうぜ政治や社会の事!頭の中で理想を思い浮かべだってそんなの価値がないぜ!
 おっと脱線。

» Read more…