Daily Archives: 2009 年 10 月 20 日

会社は誰のために存在するか?

吉永康樹のCFO News – 会社は誰のために存在するか?

 上記リンクより、会社は誰のために存在するか?
 ちょっと腰を据えて考えてみようか。と思った瞬間に答えが出てしまったので、メモ。

会社:
1 会社法に基づいて設立された法人。株式会社・合名会社・合資会社・合同会社の4種がある。
2 同じ目的で物事を行う集団。結社。

 ここでいう会社が何を示すものは「1」だろう。営利団体としての会社。
 まずもって、「誰のため」の一番正確な答えは「全ての利害関係者の為」。株主、役員、従業員、債権者、利用者・・・。だと思う。
 しかし、これでは全然答えにならない。リンク先の「国富」というのも答えになっていないと思う。

 誰のため。というのは言い換えれば「誰が一番依存しているか」と言うことにならんだろうか。
 「誰が一番利益を得ているか」とも言える気がするけど、こう書くと金額での絶対的な比較になりかねない。でも、年収1億の人の1000万と、年収200万の人の20万ではどう見ても後者がでかい。これを現すために「依存」と書いてみた。

 では、全ての人が「自分のために」と考えている前提に立った時、誰が一番依存しているのか。
 それは「役員 and 従業員」に違いない。この人達は生活がかかっている。この人達それぞれの人生にとって会社というのは、非常に大きな位置を示しているはず。
 他の株主や債権者、利用者なんかは、会社に生活をかけている人はほとんどいないと思われる。ってかいないだろう。いたら、自分が役員か従業員になって会社助ける。

 したがって、誰のため。と言う議論をすれば「役員 and 従業員」というのが最もわかりやすいと思う。いかがであろう?コメント歓迎。従業員はよい生活をするために、利用者に喜ばれる製品を作ってくるわけです。

 ちなみに、現実には会社を動かす力を持っている人とギャップがあるから、本来会社に一番貢献してくれるであろう「役員 and 従業員」が力を持てず、会社が自滅していくんじゃなかろうか。「役員 and 従業員」が権力を持つのが、最も会社が上手く行く方法だと思うけど、どう思いますか?
 この論理で行けば、無借金で同族企業ならほぼ最強だと思う。んだけど・・・。

 税理士は、会社を守ろうと思う時、従業員や社長さんを守ろうと思って頑張る。株主や債権者を可哀想とは基本的に思わない。