Category Archives: 音を聞く

錯聴-無限音階-

 YMOのライブ映像をもひもひ見ながら、検索しているとYMOプログラマーの松武秀樹さんという方の名前が出てきて。そこから「謎の無限音階」という謎のものにたどり着きましたですよ。

 謎の無限音階は、ずーっと音階が上がっているように(または下がっているように)聞こえるという、錯聴音楽なんだそうで。これは面白いということで備忘録。絶対音感の方とかはどう聞こえるんだろう。と若干疑問w
 言われてみれば当たり前だけど、耳も錯覚するんだねー。


↑音量注意。自分で5分もかからず作れるお手軽なかんじですた。

hirax.net::無限音階を作ろう::(1998.11.12)
ここの解説を見ながら。

IllusionForum
錯聴も色々あって面白い。

ではまた

京都おもれーなー(主に相国寺)

※引越ししてからやっとネットが開通しましたー。住所等変わっております故よろしゅうに。

 社員旅行で京都にいかせていただきました。京都に正直あまり興味はなかったのですが、今回の旅行で京都の面白さを短時間ではあるけれど、しみじみ思い知ってきました。
 1日目は観光タクシーを使って、色々な解説を聞きながら。
 2日目はあっちらこっちらに個人行動自分の足で。

 始めに解説されて、なるほどそういえばそうだと納得したことが、あの地味なお寺は朱色や金色で染められ、花がそこら中に描かれるド派手な建物だったという事実。
 まだ灯りも貴重な時代。吸い込まれるような真っ暗な夜に死を想像し恐れる人々。そこに、ド派手なお寺を作り、亡くなってもこういう美しい世界にいけるのだと、お寺は人を安心させていたのだと。
 今回の旅行では天井に色々驚かされました。お寺の天井にそのド派手の名残が残っており、花の絵がうっすら浮かんでいたりするのです。三十三間堂なんかは、さりげなくライトを当てて強調していたり。

 一番面白かったのは、二日目に一人でトコトコ訪れた相国寺。京都御所の北にすぐにあるお寺です。
 ここは私の大好きな伊藤若冲先生(画家 1716年3月1日~1800年10月27日)が禅を習った寺で、鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)は相国寺の出張所みたいなものらしい(WIKIより)。雪舟なんかもここ出身だとか。若冲先生はその鹿苑寺に襖絵なんかを書いて送っており、それが相国寺の美術館に飾られている。現在は葡萄と芭蕉の絵があったけど、葡萄の絵は虫食いの葉っぱをあえて描いていたりしてなんどもひねくれている若冲先生らしいなどとニマニマしたり。

 相国寺で何より面白かったのは鳴き龍という天井(リンク-相国寺 法堂の鳴き龍/京都を歩くアルバム)。龍の下にたって、手をたたくと、龍が鳴くのですわ。あのド迫力の龍にただでも驚くのに、鳴くとなれば。ちなみに、作者は狩野光信((1565?1561年?~1608年7月15日)さんというらしく、若冲先生の師匠もまた狩野派だったわけで、歴史を感じるわけです。
 なお、若冲先生のお墓があるので、そこもちゃんと参ってきました。写真は若冲先生のお墓です。
 他にも、相国寺にある宣明という禅の風呂(風呂と言っても修行の一環)があって、その入り方について色々おっさんから話を聞いたり。

 そのほかにも仏像の見方なんてわかるとなかなか面白ろそうです。聞いたことだと、「○○如来」と言われる偉い人がおられる。この人たちは、布一枚で物とかを持っていない。これは、如来ともなると、物などの力を借りずとも十分なパワーともっておるということだとか。
 釈迦如来は仏教を教えてくれた人であり、この人をみたらこれまでの感謝をしなさい。薬師如来は必ず日と月の仏さんを従えており、今の事、つまり病気を治してほしいとかそういうことを頼みなさい。阿弥陀如来は来世の世話をしてくれる人だから、先の事のお願いは阿弥陀さんにしなさい。とかおっさんが言っておった。

 龍安寺では、入り口がいきなり台所で、台所には普通米袋持った大黒様なのだが、京都の台所は韋駄天様(忙しいから(笑))がいるとか。
 三十三間堂には1001体の仏像がぞろぞろ並んでおるのですが、これはパーツごとに作る人が何人もいて、それをバラバラに組み合わせるので、この大量の仏像はすべて違うのだとか。

一応行った所は
(一日目)東寺、三十三間堂、龍安寺、金閣寺
(二日目)相国寺、清水寺、高台寺、建仁寺
これくらいですわ。
 三十三間堂は、平清盛が皇族への賄賂として作った建物で、成り上がるために天皇に献上した建物のひとつらしいですな。ここから武家の時代が始まったんだと、解説のおじさんが息巻いていました。
 ほとんど予習せずに行きましたが、今度行くときは歴史をきちんと抑えたうえで京都五山を抑えてみたり。南禅寺は行きたいですなあ。

2010年の自分を振替ってみるのコーナー(あけおめ)

 あけましておめでとうございますm(__)m
 ふつつつかものですが、本年もよろしくお願い致します。

 税理士試験のことでもまとめるかと思っていたらいつの間にか、新年明けてしまいました。
 ちょいと、昨年を振り返ってみます。(ほんとは年末にかいてるよん)

Twitter

 私にとって昨年の一番のキーワードはTwitterだったりするかもしれませぬ。

ブログとTwitter投稿数


1人寂しく寝られない夜にはTwitter!
クリスマスの夜も、明石家サンタを見ながらTwitter!!
僕はいつでもTwitter!!!
というほどではありませんが、Twitterにはまった一年でありました。
 Twitterが面白いのは、結構な知識人(税関係の先生方)や芸能人(宇多田ヒカルですな)が参加していることがとてもでかい。ブログや普通のニュースサイトはある程度、完成された文章を掲載することになるため、不完全なネタは普通載せない。しかし、最新の情報や重要なポイントは不完全なネタレベルだったりするわけで。それを聞くことができるTwitterというのは、かなり情報収集に役に立つ。
 それは、税務情報や宇多田情報はもちろん、女性の普段聞けないようなちょっとした愚痴なんかも聞けちゃうわけです(嬉しいかどうかはともかくとして)。しかも、コアな話題であればあるほど、知識人と会話に発展しやすいです(誰でも興味のある話題だと、なかなか下々のものとしては会話しにくいですが)。

 さらに、アウトプット側としてはTwitterはブログとちがって一度に140字しか書き込めないので、文章に凝りようがなく、強制的に気楽に文章を書くことになります。Twitterは気軽なのででアウトプットし始めると、ブログの役割が相対的に落ちてしまう。私の場合ざくっとみて、ブログ1記事が80つぶやきに変換されている感じですな。
 今ではきちんと完成された文章まで持っていくことの重要さを十分感じるので、ブログに再び想いが戻ってきている感じです。やっと両立してきたかなという。来年は、またブログが増えていくんじゃないかな。

これからの「正義」の話をしよう

 昨年は完全に文系に目覚めた一年でもありました。面白いのよねえ、経済学とか哲学とか思想とか宗教とか。
 一番きっかけになったのは『これからの「正義」の話をしよう/Michael J. Sandel』でした。この本を読むまで、ベンサムだの、カントだの、ロールズだの、アリストテレスだの全く知らず。本当に名前しか知らないじょうたいでして・・・。
 この本を読んでからと言うもの、経済や法律や思想といったもののベースとなっているものがやっと見えてきたという感じで、違和感なく読める本が一気に増えました。で、今年はマルクスだとか、ケインズだとか、聖書だとか、基本中の基本であろう本を読みあさり始めています。(これを友人に話と、つまらん男だなあという目で見られるのよ。文系差別を撤廃すべしw)
 昔は、こういった文系の学問は生産性がなく無駄だなあと思っていましたが、理系が生みだす道具よりも強く直接的に人に影響を与える物であり、幸福に直結する物なんだなあとびっくらする日々です。
 

税理士試験の合格

(実はまだ、合格証が届いておらず「やっぱ不合格」とかいう事が0.5%くらいありえるのですが。その場合は何も言わず雲隠れして勉強していると思います。そっとしておいてください。餌は与えないでください。)
 昔から主賓になるのは嫌いで「お祝い」からはずっと逃げてきました。が、今回はちょいと趣向を変えて、自分からしっかり広報してみました。
 税理士になりたいと思ったのは、一番ストレートな理由は周りの役に立てるなと思ったからです。理系大学なので、税理士になろうって人も少なかったし、会計士と医者と弁護士は知り合いに持っておけといいますからね。なのに、私が税理士になっても、それを知られていないのでは意味を成しませぬからねと今回は厚かましくも、色んな方に報告させて頂きました。是非、今後はガンガンこの男を利用してやってください。

 祝われながらずーっと感じたことは「緊張するな」ってことでした。
 人に期待されると緊張するんですね。
 ところで少し話が変わりますが、昔から「責任」の定義をずっと悩んでいました。わからないなりにも、大学でサークルやる時には名刺に「総責任者」としたのは良い思い出です。自分で総責任者と言うと緊張するもんです。
 今回、おぼろげながら気付いたことは「責任」=「期待」なんやなと。これから、ガンガン勉強して、期待に添えるようにならなきゃいけないわけです。「どんな仕事がしたいか。」と聞かれて、答えはなくもないですが、正直なところ期待に添えるようになることがまずは当面の課題かなと思っています。
 ひとまず試験勉強は終わりましたが、本当に重要な勉強をこれから始めるわけです。

 あと、恥ずかしながら、「友人ってええなー(恩師込み)」ってこと思いまして。いや、ほんとこんなことをこの年にして思うのもどうかと思いますが。うーんなんていうんだろう。結構マジで祝って貰ったりして。ほんと自分のために税理士試験受けてただけなのに、色んな人が心配してくれていて。
 ありがとうm(__)m恩は絶対返すからな!覚えてろよ!

宇多田光

 宇多田の項目は最後。また書きたいし。
 今年1月終わりから2月にかけて初めて海外に行きました。それはUtadaのライブのため。
⇒ Utada in Chicago “Utada In the Flesh 2010″ part 1
⇒ in Chicago part 2
 私は、宇多田は好きだけどそれ以上に、彼女の行動から新たな世界を手に入れる口実でもあったりします。
 今回は「Utadaのライブを見たい!」という事を口実にシカゴまで行ってきたわけです。もちろんUtadaライブが最高にすばらしいもので言うまでもない!

1967年8月15日公開⇒シカゴ・ピカソ

 当時の日記では、私は現地の人に注目しているようですが、「建築物」と「シカゴ美術館」もよかった。
 日本で高層建物が凄いと言っても、普通単発だと思うわけです。それは、ほとんど施主は利潤などを最優先にして、建築しているんだろうなあと思わされるところです。
 しかし、シカゴとの高層建築は隣のビルとデザイン勝負をしかけているわけです。使いにくいフロア構造になっている高層ビルの多いこと。なんというか、町が好きなんだなっていう感じです。さくっとピカソのオブジェがあったりするし。
 シカゴは米国でも最大の「人種のるつぼ」らしいのですが、そのぶん「地域」にアイデンティティを求めるのかなと言う気がしました。

 もう一つの「シカゴ美術館」これもよかった。
 冬のシカゴってのは、冬の北海道にいくようなもんで、くっそ寒い。しかも雪祭りとかあるわけじゃないので、観光客は殆どいない。
 なので、本来シカゴで長蛇の列ができるようなところも、人は数人のところばかりで、ゆっくり滞在し静かな時間を過ごせる。シカゴ美術館も例外ではなく、びっくらするくらい有名な絵も誰も見ておらず、1人占め。
 全く絵に詳しくないのでヤボな事は避けますが、ゴッホの自画像とか、近くで見ると肌の色一つのために色んな色を使っているんです。油絵だから、そうなんだろうけど。そこに緑かよ!遠くから見るとめちゃ完璧じゃん!みたいな、頭の中どうなってんだろうとしみじみおもったり。
 あとはモネの睡蓮。色々な睡蓮があって並べてあるんだけど、寂しいっすよね睡蓮って。そして何よりもモネ先生は水も書きたかったんだろうなあと。でもさ、色んな絵を描いて最後にたどり着くところが睡蓮って、なんか寂しくないですが?ゆっくりそんなことを考える、本当に言い一日を過ごしました。
 あそこは何日でもいられる。(1日いたけど、全部見ることさえできてない)

 聖書読んだり、米国の歴史勉強してから冬のシカゴにもう一回行きたい。

 まあ他にも色々あったっちゃあったけど。ブログに書ける話と書けない話があるよね(笑)
 何はともかく。今年もよろしくお願い致しますm(__)m

ライブ『WILD LIFE』宇多田ヒカル

WILD LIFE/宇多田ヒカル
いってきましたよ。

日付:2010年12月8日~9日
場所:横浜アリーナ
出演者:
宇多田ヒカル
Matt Rohde(Band Master/keyboards)
Dan Burns(Pro-Tools Oparator)
菅原潤子(Guitar)
種子田健(Bass)
阿部薫(Drums)
吉村隆太(Keyboards/Strings Arrangement)
須郷豪(Manipulatar)
GREAT EIDA STRINGS(Violin,Viola,Cello)
⇒まとめちゃったけど多分そう

 徹夜してチケットとって、涙涸れるほど泣いて、大げさに笑って、「ぼくはくま」歌って、「HIKKーI!!!!!」だの「最高ー!!!」だの叫びまくり、居酒屋で「KUMA POWER」タオル振り回して。とまあ、ライブだけにかかわらず、ちょっとした数年間がとりあえず終わっちゃいました。
 「終わる」という言葉は好きなんですよ。始まりを予感させるから。

コンサート『OHARUTAIKO CONCERT ~TAISAI 2010~』大治太鼓

OHARUTAIKO CONCERT~TAISAI 2010~
 和太鼓の演奏を聴いてきた。

 場所は愛知県芸術劇場の大ホール。
 客席も殆ど埋まっていて約2000人との事。
 演奏は大治太鼓

 保育園や幼稚園の子もちょこっと出演すると言うことで、家族連れも多く、赤ちゃんの泣き声が結構聞こえていた。しかしその泣き声も、演奏が始まるとさっと収まっていた。赤ちゃんまでもが聞き入っていたに違いない。
 中盤でひょっとこが現れ、笑いに包まれている頃にはホール全体が一つになっていたんじゃないかな。
 ひょっとこに促されて、観客も手の太鼓で演奏に参加。その頃には赤ちゃんの笑い声がそこら中から聞こえていましたよ。

 あの赤ちゃん達の反応は素の人間の反応だったんだろうと思う。

 途中、3~4mはあるだろう大太鼓が出てきた所は本当にすごかった。
 床がぱっくり開いて、「あぶねーなー」と思っていると奈落の底から大太鼓が現れる。
 そして、大太鼓と一緒に現れたムキムキマッチョな男性に、スポットライトがばしこんと当たる。かけ声と共に大きく振りかぶって叩き始める!
 太鼓の音!
 叩く姿!
 そりゃあもう惚れまっせ。
 中盤の体力のある内に一回だけでてきたというのは、相当体力がいるからなんだろうなと邪推。

 そんな素晴らしい個人プレーがあるかと思えば、十数名の演者が同じリズムで太鼓を叩く姿も本当に圧巻。訓練された演者の一糸乱れぬ姿に心がやられてしまう。

 パフォーマンスや照明、色々な工夫がありそれも楽しませてくれた。
 撥を投げたり回したり、美しき巫女さんが出てくるわ、真っ暗な中で光る撥を使って叩くわ。
 途中で出てきた、保育園や幼稚園の子達も普通に上手だった。手のあげ方、音のそろい方。かけ声。かっこよかった。

 椅子が、ホールが、震えるのを感じながら、全身にバシバシ日本文化のすばらしさを感じていましたよ。

 これまた行こうっと。一緒に行ってくれる人募集。
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ライブ『京都音楽博覧会2010 IN 梅小路公園』くるり

今年も
京都音楽博覧会2010 IN 梅小路公園⇒(HP
が終わった。

出演は
1.くるり ザ・セッション
2.andymori
3.遠藤賢司(エンケン)
4.世武裕子
5.京都魚山聲明研究会
(きょうとぎょざんしょうみょう)
6.二階堂和美
7.Jim O’Rourke
8.The Ventures
9.くるり

 京都駅から徒歩数分の公園(梅小路公園)でぐだぐだしながら、まったり8時間聞き続けるという、くるり主催のイベント。
 今年は途中でこっそり会場内のせせらぎに足をつっこんで、涼んでいたりしていた。それでも音楽は聞こえる。途中で汽車の汽笛なんかも聞こえるんだぜ。
 今年のメインはなんといっても「The Ventures」!とは言っても、実は参加者も調べずに行ったので会場で知ったんだけど(苦笑)。

 そしてやっぱり「The Ventures」で会場の盛り上がりは完全にピークに。
http://www.youtube.com/watch?v=z7AnvVRUH64

テケテケテケテケテケテケテケテケ
ギターの度に上がる歓声
どや!ええやろ!ええやろ!と
どや顔をする「ドン・ウィルソン」氏
抱かれてもイイです!ドン様!
おもむろに服を脱ぎはじめる女性陣!(嘘)

 ああ何人の女性をその「どや顔」で泣かしてきたんだろうか(><)
そして、途中でくるりの二人乱入、めっちゃ緊張しながら入ってきたけど。
岸田さんも一緒にテケテケテケテケテケテケテケテケして、ドン様と二人で「どや顔」!開場の盛り上がりにより、震度2とか観測されていたんじゃ無かろうか。
「人間は殆ど水でできている。だから音を聞くと音楽に合わせて自然と体は動く。」
 昔そんなことを教えて貰ったことがあるけど、イイ音楽ってのは、心地よく揺らさせてくれる。
 一緒に行ったpara氏と「一生で何度あんな「どや顔」できることか。じじいになっても「どや顔」できる人生送りたいなあ」と帰りの喫茶店で語り合う。

 くるりが「このイベントのために一年間音楽活動をしている」と言うだけあって、毎年隅々まで気が行き届いてるなと毎年思う。
 今年言われて初めて気づいたのだけど、このフェスには「スポンサーがいない」。どこに行っても企業のロゴとかない。
入場は1万人超らしいので収入は1億数千万+グッツ販売等。それに見合う借入をしているのだろう。荒天中止と書いてあるけど、保険に入っていたりするのかな。
 くるりはこのイベントについて、完全にアーティストを超えた事業者として責任を負って運営しているのだろうと思う。「来年もやります。またお会いしましょう」と言った時の岸田さんの顔は緊張していて事業主そのものだった。こういう姿を見ると本当に身が引き締まる。

 来年も行きます!ほんま好きやこの博覧会。
 Para氏来年もよろしくー。

以下各アーティスト毎の感想とか
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『スポーツ』東京事変

音楽を語れる立場じゃないけど感動したんだから語らせてクレイ

2/24発売 『スポーツ』東京事変
1  生きる
2  電波通信
3  シーズンサヨナラ
4  勝ち戦
5  FOUL
6  雨天決行
7  能動的三分間
8  絶体絶命
9  FAIR
10 乗り気
11 スイートスポット
12 閃光少女
13 極まる
以上13曲

バンクーバー五輪に間に合わせての発売。
タイトルだけ見ても、スポーツの臨場感に重ねて曲を作っている事が解る。
実際に聞いても、上手いことスポーツとリンクさせていて心地よい。

いつもながら歌詞カードもとても上手くデザインされている
というか、配置まで考えて歌詞(文字数等)を作っているとしか思えない
この人達はアルバムを買うと、何倍も楽しさが広がる
ジャケットや歌詞カードなしなんてもったいなさすぎる

私の大好きな宇多田ヒカルは、どちらかというと、
「如何に音楽を使って人に伝えるか」と言うことに注力している様なイメージで
アルバムのジャケットなんかまでは気力続いていない。
しかし東京事変軍団は「如何に表現するか」であり、
ジャケットなんかを含めて使える道具はあまねく使っている

このアルバムの一曲一曲は聞き込めてないからなんとも言えないけど
流れはほんに気持ちよい。「能動的三分間」で最高点まで盛り上げて
「極まる」(浮雲作詞作曲)でぱしっと納める
アルバムが終わった後訪れる沈黙の時間がとても気持ちいい
オリンピックの競技を見終わった「ほええ、スゲェもん見たぜ」っていう感じそのものだ

曲では
2曲目「シーズンサヨナラ」(浮雲作詞作曲)
なんか最高である
(なんだ俺浮雲さん大好きじゃんw)


あなたは知らないの
過ぎた季節が繰り返すことなどないって
季節知らないままさよなら

最後から2曲目の閃光少女(林檎作詞/誠治)とも上手く対象になっているしw
この曲を試合立ち上がりで聴くとやる気になるよなぁ

8曲目「絶体絶命」(林檎作詞/一葉・林檎作曲)


かなしみよ寝返り打って・・
かなしみよ向こうへ行って・・
かなしみよ押し黙ってわたしを縛り付けないで

この曲も是非是非歌詞カード見ながら聞かせたい
曲と歌詞の親和性が半端無い。

ちなみに椎名林檎にはまりだしてから、初めてまともにこんなアルバムの音楽聞いてるかも
そして初めて「東京事変」というグループとしてのすごさをまじまじと実感中。

宇多田ヒカルは「伝えたい」「伝わり方を知りたい」から世界へ行く
椎名林檎は「表現したい」からこの地のこの時間を音楽にする
奥田民生は、終始テキトーに楽しむw

え?このアルバム買ってない人がいるの?(笑)

in Chicago part 2

初めての海外で一番驚いたのは「目をそらされない」こと。

お店の人なら「how are you」、
エレベーターにのれば「(夕方くらいに)朝ご飯食べなきゃ、今何時?」
とか言いながら、軽い笑いを取る少年がいたり。(英語だったので訳怪しい…)

どこに行ってもひっじょーに心地よかった。
その裏として、そんな周りが軽いコミュニケーション取ってる中で
英語がしゃべれない自分が心底悔しかったなぁ。

Jazz Restaurantにて

この人達も、Jazzを聞きながらまったりご飯を食べていたら話しかけてきた。
かなり日本が好きな様で、大塚愛が好きだとか、明治のチョコレート好きだとか
日本に来たことが無いという割にひっじょーに詳しい。
(私に会ったことがない人のために付け加えると、私は右の可愛い女の子です(ニヤリ))
ちなみに真ん中の人は、ご飯食べてると想ったら、おもむろに舞台に上がって
ちょーかっこいいベースを弾いていました。マジ惚れる。

他にもUtadaライブの帰りに少しだけ黒人さんとも絡んだし、
ご飯を食べたり買い物に行ったりする中で色んな人種の人と絡んできた。
さすが人種のるつぼ。

シカゴ大学の学食。奥の人出られるのか?

ただし、もちろん治安的な怖さはあるし、
地下鉄やバスなんかはそんなにフレンドリーでもなかった。
黒い面というのは今回の数日では殆ど見えなかったけど、
一歩町を踏み出すだけで、強面の物乞いはたしかにいたし、
その人達が拳銃を普通に持っているという事実は
かなり怖い。
あと、何となく徴兵制というのもこの強そうな人達の原因なのだろうか?

そういう良さと怖さもひっくるめて、
もし今後海外旅行に行くとしたら、
「人」目当てであることは間違いない。

Utada in Chicago “Utada In the Flesh 2010″ part 1

 ChicagoにUtadaの声を聞きに行ってきました。

Chicagoで最も高い建物WillisTowerより

 2006年に日本で宇多田ヒカルの声を聞き、大きな影響を受けた。その時の情動のまま大学を休学し税理士試験を目指すことになった。
 そして今回のライブでも同じように大きな影響を受けた。仮に、今回日本でのライブだったら前回ほどの感動は無かっただろうなぁ。最終日のメインディッシュであるUtadaライブは、Chicagoという壮大な前菜の力を受けて、予想通り予想外な感動を与えてくれたのだった。

夜になるとこれが摩天楼になるのだ!

 4年分の涙を流してきたよ。

 つづく?

テイク 5

ハム速「あの映画を夢見て部活作ったら色々と青春だった」
 これ読みながら無性に悲しい気分になったり。

 この文章の中で「take five」という曲が紹介されていた。ジャズの名曲のらしく、5拍子の曲なのだそうだ。聞いてみればなるほど5拍子だ。

 wikiによると「take five」というのは

 曲名の「テイク・ファイヴ(Take Five)」は、「5拍子」と「(5分程度の)休憩をしよう」という略式英語の2つを掛けたものである。その名のとおり、リズムは4分の5拍子(4分の3拍子+4分の2拍子)、曲の長さは5分24秒である。

 ちなみに、このタイトルに引っかかったのは、宇多田ヒカルのアルバム『HEART STATION』に「テイク 5」という曲があったのからです。
 なるほど歌詞を見てみると意味もわかるってもんで。
 曲自体は4拍子だけど。
 アルバムでは曲の尻が突然プッツリ切れて「ぼくはくま」が流れ始めるのだけど。その意味もやっとつかめた。

 なお原曲、英語の歌詞もカッコイイ。
 和訳ついでに、クロールは5/4拍子で泳ぐといいとか書いてあるページを発見。

さ、勉強勉強。